「スティーヴン・クラズナー」の版間の差分

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加筆。国際レジーム論。
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[[ニューヨーク]]生まれ。[[コーネル大学]]卒業後、[[コロンビア大学]]で修士号、1972年に[[ハーバード大学]]より博士号取得。ハーヴァード大学助教授、[[カリフォルニア大学ロサンゼルス校]]准教授を経て、1981年から現職。2001年から2002年までアメリカ国務省政策企画室スタッフを務めたのち、2005年2月4日から国務省政策企画室長。
 
== 国際レジーム論 ==
==著作==
クラズナーは国際[[レジーム論]]を主唱し、「レジーム」を「黙視または明示の原則・規範・ルール・意思決定過程の集合」であると同時に「その周囲に国際関係の特定の領域に関するアクターの複数の期待が収斂する」ものであると定義した<ref>Steven Krasner, ed., International Regimes (New York: Cornell University Press, 1983), p.2.</ref>。ここで言う「原則」とは事実と因果関係と正しさ(rectitude)についての信念のこと。
===単著===
「規範」とは権利と義務に関して規定された行動のスタンダードのこと。「ルール」とは特定の規定または行動に対する諸規定のこと。「意思決定過程」とは集団的選択を決定し履行するための一般化している慣例のことである。この前二者の弱体化や変更はレジームそのものの変更を意味する。対して、後二者の変更はレジーム内部の調整に他ならない。これら四つが一貫性を失うとレジームが弱まるとされる。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 著作 ==
=== 単著 ===
*''Defending the National Interest: Raw Materials Investments and U.S. Foreign Policy'', (Princeton University Press, 1978).
*''Structural Conflict: the Third World against Global Liberalism'', (University of California Press, 1985).
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*(松本邦彦訳)「〈主権国家〉制度論的分析の試み」『レヴァイアサン』3号(1988年)
*([[河野勝]]訳)「グローバリゼーション論批判――主権概念の再検討」[[渡辺昭夫]]・[[土山實男]]編『グローバル・ガヴァナンス――政府なき秩序の模索』([[東京大学出版会]], 2001年)
 
 
==関連項目==