「多機能化」の版間の差分

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茶品 (会話 | 投稿記録)
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[[1950年代]]、[[三洋電機]]は[[家庭]]向けの価格を抑え、また小型化した電気洗濯機を開発・販売したが「公務員初任給3.5ヵ月分」という価格から普及はなかなか進まなかった。しかし本体にローラー式絞り器(価格を抑えるため手動の物)を取り付けて販売すると共に、家庭内で家事に追われている主婦に「時間の節約を」と広告上で訴え、日本全国で実演販売を行った頃から売上が増大、この増益によって更に製品を改良し、1958年には噴流式から現在見られる自動反転式へと進歩を遂げ、同社の成功に倣った他者も洗濯機市場に参入した。
 
2005年現在では様々な洗い方に対応する一方、ドラム式脱水機能から全自動へ・更には乾燥機との融合を見せた製品まで登場し、[[コインランドリー]]では[[インターネット]]に接続された洗濯機が稼動状況(空き具合)や選択洗濯の進行状況を[[電子メール|メール]]で通知する機能を搭載した物まで出回っている。
 
また日本製の家電製品を語る上で避けて通れないのが[[ラジオカセットレコーダー|ラジカセ]]に代表される[[娯楽家電]]であろう。ラジカセ([[ラジオ]]付き[[コンパクトカセット|カセットテープ]]レコーダー)は、家電でそれぞれ独立した地位を獲得していたラジオとカセットテープレコーダーを一体化した製品だが、[[1970年代]]中葉に登場したこの製品は、当時流行したラジオ歌番組の録音が簡単にできると人気を博し、瞬く間に普及していった。この際に培われたラジオやテープレコーダーの小型化技術は後にポータブルのカセットテーププレーヤー[[ウォークマン]]等の製品を生み出す要因といえよう。