「つくばい」の版間の差分

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Nakaoka7675 (会話 | 投稿記録)
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[[画像:Tsukubai.JPG|thumb|right|200px|[[竜安寺]]のつくばい]]
[[画像:Tsukubai Tofukuji 01.jpg|thumb|right|200px|[[東福寺]]常楽庵のつくばい]]
'''つくばい'''(蹲踞、蹲)とは[[日本庭園]]の添景物の一つで[[露地]](茶庭)に設置される。[[茶室]]に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い'''[[手水鉢]]'''に'''[[#つくばいの構成および役石|役石]]'''をおいて趣を加えたもの。手水で手を洗うとき「つくばう(しゃがむ)」ことからその名がある。もともと茶道の習わしで、客人が這いつくばるように身を低くして、手を清めたのが始まりである。
 
== つくばいの構成 ==
一般に、使用するのにつくばう必要のある高さのものをつくばいと言うが、茶室に添えられる本格的なつくばいは、「'''手水鉢'''(水鉢)」を中心に、「'''前石'''」「'''手燭石'''」「'''湯桶石'''」(この3つの石を“'''役石'''”という)、「'''水門'''(海)」で構成されている。
、「'''水門'''(海)」で構成されている。
*手水鉢(ちょうずばち)
*:水鉢(みずばち)とも。茶事の時に客人は席入りする前にここから[[柄杓]]一杯の水をとり、手を洗う事によって身を清める。
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*:手水鉢の右側<sup>(※)</sup>の石。冬など寒中の茶会時に湯桶を置く。
*水門(すいもん)
*:海(うみ)とも呼ばれる。上記の手水鉢と役石に囲まれた低い部分。こぼれた手水を受けるために、砂利などを敷き詰めている。
 
<small>※ 手燭石と湯桶石の左右は、茶道の流派によって異なる。</small>
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これらの役石の置き方は設置場所が縁側の左端か右端か、袖垣の近くかで左右が逆になる。
なお縁側から鉢までの距離は75cm75 cm程度がよいとされる。
 
== 関連項目 ==
* [[日本庭園]]