「透水性舗装」の版間の差分

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'''透水性舗装'''(とうすいせいほそう)とは、路面に降った雨水を舗装内の隙間から地中へ還元する機能を持った[[舗装]]。[[アスファルト]]舗装の場合、粗骨材の割合を高め間隙率を高めに設定する。応用的な技術として、透水性舗装の下に不透水性舗装を敷き、透水性舗装部分を[[暗渠]]代わりにして雨水を側溝へ導く'''排水性舗装'''も存在する。一般的に透水性舗装は歩道部、排水性舗装は車道部に用いられている。透水性舗装排水性舗装のように空隙の多い舗装を総称して'''高機能ポーラス舗装'''と称する。ただしNEXCO(旧日本道路公団)においては、高速道路に用いた排水性舗装を'''高機能舗装'''も多称して
 
==メリット==
* 歩行者への水跳ねが減る。
* 路面に雨水が滞留しないため、[[ハイドロプレーニング現象]]を防ぐことができる。
* 地下水として直下の地中に浸透させることで、排水路などでの負担を軽減することができる。
* 空隙が大きく蓄熱性が小さいため、都心部の[[ヒートアイランド現象]]の緩和に効果がある。
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==デメリット==
* 空隙内に砂、泥が詰まることから数年で機能低下が起こる。
:(近年は、れらような機能低下を回復するため強力なの対策として、高圧洗浄とバキューム装置を備えた専用車両が開発されている)
* [[高速道路]]など、大型車が高速走行をする道路では空隙がつぶれ、機能低下や不等沈下が生じる。このような現象は、走行車両の速度が遅いほど生じやすい
* 通常の舗装補修で用いられるパッチング([[アスファルト]]溶剤をひび割れ破損に流し込む分だけを補修する手法)では空隙をつぶしてしまうため、補修時には全面的な舗装の打ち換えが必須となる。
 
[[Category:土木|とうすいせいほそう]]