「フェロシアン化カリウム」の版間の差分

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{{Infobox 無機化合物
| 画像=[[Image:Potassium-ferrocyanide-trihydrate-sample.jpg|150px|フェロシアン化カリウム三水和物]]<br />三水和物
| IUPAC名=ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム
| 別名=黄血塩
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| 形状=黄色結晶性粉末
| 結晶構造=単斜晶系
| CAS登録番号=[13943-58-3](無水物)<br />[14459-95-1](三水和物)
| 密度=1.88 | 相=固体(無水物)
| 水への溶解度=27.8 | 温度=12.2
| 融点= | 融点注=
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}}
 
'''フェロシアン化カリウム'''(&mdash;か&mdash;)は'''ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム'''(&mdash;てつ に さん&mdash;)、'''黄血塩'''(おうけつえん)とも呼ばれる[[無機化合物]]で、[[錯塩]]の一種。組成式は K<sub>4</sub>[Fe(CN)<sub>6</sub>]。ただし通常は三水和物の形で存在する。黄色の結晶または粉末。水に可溶で、水溶液は淡黄色を示す。
 
[Fe(CN)<sub>6</sub>]<sup>4-</sup>(フェロシアン化物イオン)は水溶液中で安定しており、CN<sup>-</sup>([[シアン化物イオン]])が解離しないため、フェロシアン化カリウム自体の毒性は低い。
 
[[シアン化ナトリウム]]に[[硫酸鉄|硫酸鉄(II)]]と[[塩化カリウム]]を加えると得られる。
 
[Fe(CN)<sub>6</sub>]<sup>4-4&minus;</sup>(フェロシアン化物イオン)は水溶液中で安定しており、CN<sup>&minus;</sup>([[シアン化物イオン]])が解離しないため、フェロシアン化カリウム自体の毒性は低い。
[[鉄]]イオンの検出等に用いる。2価の鉄イオンを含む溶液に加えると青白色沈殿を生じ、3価の鉄イオンの溶液に加えると濃青色沈澱([[プルシアンブルー]])を生じる。
 
[[鉄]]イオンの検出等に用いる。2価の鉄イオンを含む溶液に加えると青白色沈殿を生じ、3価の鉄イオンの溶液に加えると濃青色沈澱([[プルシアンブルー]])を生じる。
 
また、[[青写真]]の[[感光剤]]や、[[鉄]]、[[銅]]、[[銀]]の安定試薬として用いられる。
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[[Category:カリウムの化合物|ふえろしあんかかりうむ]]
 
{{chem-stub|ふえろしあんかかりうむ}}
 
[[de:Kaliumhexacyanidoferrat(II)]]
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[[nl:Kaliumhexacyanoferraat (II)]]
[[ru:Гексацианоферрат(II) калия]]
[[sr:Kalcijum-ferocijanid]]