「アラン・ホールズワース」の版間の差分

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また彼は機材に対する探究心も旺盛で、初期の頃から市販品に彼独自のアイデアによる改造を盛り込んだギターを使用していた。現在主流であるストラトタイプのボディにフラットなフィンガーボードと太いフレット、ハムバッキング・ピックアップを搭載するなどの改造は彼のアイデアが大元であると言われる。ピックアップはパッシブタイプの比較的出力の低いハムバッカーを用いるが、彼がセイモア・ダンカンに造らせたモデルは螺子に成ったポールピースが両側に並ぶ独特の構造であり、彼によるとそうすることにより偏りの無い音が得られると考えているらしい。其のモデルの市販品は4芯だったが、彼が愛用しているのは2芯シールドと呼ばれるタイプ。アンプもいろいろなタイプを試しているが、音的に優れているが動作が不安定な真空管式には一定して否定的であるようだ。(現在はヒュースアンドケトナー製のデジタルコンボを使用している。)これは彼の行う音作りには合っている部分もあり、それというのもアナログ機材しか存在して居なかった時代から意図的に低域をカットしたようないわゆるホーンライクな音作りが好みであるということもあり、デジタル機材特有の低域不足も気にならない為ということが考えられる。
 
機材の自作も行う。有名なのはハーネスと彼が呼んでいたラックでアンプとスピーカーの間に挟んで使用していた。ハーネスは彼の説明によると市販のパワーアッテネーターとは違い、アンプの音質を一切損なうこと無くボリュームを下げることが出来るとしていた。つまり自作とともに回路の設計も行っていた訳だ。このことからもどういう音が欲しいのかを彼なりに論理的に思い描いているということは言える。
 
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