「過酸化アセトン」の版間の差分

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== 製法 ==
[[画像:説明図 過酸化アセトン 1.png|thumb|:説明図 過酸化アセトンの生成]]
[[過酸化水素]]とアセトンとが酸触媒の存在下で反応するとケタールあるいはヘミケタールである'''過酸化アセトン'''は容易に生成する。このとき、単量体(ヘミアセタール体)はさらに過酸化水素あるいは他の過酸化アセトンとアセタール体を形成するので反応溶液中ではジヒドロペルオキシプロパンや過酸化アセトン のオリゴマーの平衡混合物として存在する。<ref>N.A.Milas and A.Golubovic, J. Am. Chem. Soc., 1959, 81,5824.;Barton and Ollis, Comprehinsive Organic Chemistry, 1, 936.</ref>特に三量体は結晶性が良いために結晶(純物質)として単離しやすい。また結晶性が良いために、生成した結晶をそれとは知らず不用意に取り扱うことで過去にも実験室で爆発事故を起こし指肢の切断や失明などの重大事故を数多く招いている。結晶として単離しなくても室温の[[カラムクロマトグラフィー|カラムクロマトグラフ管]]の中で濃縮されて爆した例すら存在する。
 
=== 保存 ===
基本的には保管すべきではなく、必要量を購入し余分は専門業者に委託して分解廃棄すべきである。
 
* 保管中の注意