「牧原出」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目:
'''牧原 出'''(まきはら いづる、[[1967年]] - )は、日本の政治学者、[[東北大学]]大学院法学研究科[[教授]]。専門は[[行政学]]・日本政治史。
 
==概要==
[[愛知県]]生まれ。[[1990年]][[東京大学]][[法学部]]第3類卒業。同法学部助手、東北大学法学部助教授(1993([[1993年|1993]]-[[2006年]])、[[ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス]]客席研究員(2000([[2000年|2000]]-[[2002年|02年]])を経て現職。
 
[[2003年]]、『内閣政治と「大蔵省支配」――政治主導の条件』で[[サントリー学芸賞]]を受賞。
 
[[高度成長]]期前夜の大蔵官僚・[[ (日本)|自民党]]関係の研究を行なった著書『内閣政治と「大蔵省支配」』において、
[[政官関係]]は従来の「[[政治家]]対[[官僚]]」という対立軸のみで論じることができるものではなく、官僚内部にも、[[大臣官房]]をはじめとする企画・調査に関するキャリアを経ることで総合的な視野を持ち、[[内閣]]・政治家と協調、その実務面を補佐する形で総合的な政策展開を目指した「官房型官僚」と、対照的にキャリア形成を通じて省内各局の政策指向・権益擁護に特化するようになった(従来の官僚イメージが指摘するような)「原局型官僚」の二種類があったとする、あらたな政官関係像を示した。
 
13 ⟶ 14行目:
 
===共著===
*([[天川晃]]・[[御厨貴]])『日本政治外交史――転換期の政治指導』([[放送大学教育振興会]], [[2007年]]
 
==論文==
===雑誌論文===
*「『協議』の研究――官僚制における水平的調整の分析(1-5)」『國家學會雑誌』第107巻1・2号/第108巻3・4号/第108巻9・10号/第109巻5・6号/第109巻7・8号(1994([[1994]]-[[1996年|96年]]
*「内閣・官房・原局――占領終結後の官僚制と政党(1-2)」『法学』第59巻3号/第60巻3号(1995([[1995]]-199696年)
*「戦後日本の『内閣官僚』の形成」日本政治学会編『年報政治学――オーラル・ヒストリー』([[岩波書店]], [[2004年]]
*「『官房』の理論とその論理構造」『年報行政研究』第40号(2005([[2005]]
*「政治化と行政化のはざまの司法権――最高裁判所 1950-1960」『公共政策研究』6号(2006年)
 
34 ⟶ 35行目:
[[Category:行政学|まきはらいつる]]
[[Category:1967年生|まきはらいつる]]
[[Category:愛知県出身の人物|まきはらいつる]]