「シングル」の版間の差分

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(シングル盤(2007年6月7日 (木) 12:03 (UTC) 主執筆者: 磯キリン, K. Takeda, 124.18.65.98, 126.66.153.129)を統合)
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{{出典の明記}}
 
'''シングル'''は、シングル[[レコード]]、あるいは[[コンパクトディスク|CD]]シングルの略称。主に歌唱つきの音楽において、代表曲を1曲~数曲収録し、歌手や楽曲の注目・ヒットを主目的として販売される[[メディア]]である。 代表的なものは、[[レコード]]盤におけるシングル・レコードや[[コンパクトディスク|CD]]におけるCDシングル。レコードやCD等のディスクに収められたものは'''シングル盤'''とも呼ばれる。
 
== シングルレコード ==
{{wakumigi|
[[画像:Record.jpg|thumb|none|150px|シングルレコード盤(ドーナツ盤ともいわれる)]]
}}
シングルレコードとは、[[レコード|アナログ盤]]で、直径7[[インチ]](17cm)サイズのレコード([[EP]]盤)を指すことが多いが、1950年代まではSP盤と呼ばれる形式のレコードも存在した表裏シングル1対し、一枚に数曲から十数ずつ収て「A面」「B面」としたLPレコードはA面曲をメイン[[アルバム]]してヒットを狙うのが通常であ呼ばれ。「両A面」などと設定し、ダブルヒットを狙うものもあった
 
[[1980年代]]より、LPレコードサイズ(12インチ=30cm)で45回転として、1曲の長さや収録曲数の多さを特徴とする「12インチシングル」と呼ばれるものも登場した。
呼称は、「シングルレコード(シングル)」の他に、[[ジュークボックス]]を初めとするオートチェンジャー機器で再生されることを想定して、回転用の真ん中の穴を大きく開けたものが主流であったため、見た目のイメージから「ドーナツ盤」と呼ばれることもある。
また、同じく直径17cmで形状が似ている「[[EP]]盤」「[[コンパクト盤]]」と混同して使用されることも多い。
 
以降は、同じ頃登場した[[コンパクトディスク|CD]]に移行していく。
回転数は45回転(45[[rpm (単位)|rpm]])とするものが主流であったが、33回転のものも発売されていた。
 
=== SP盤 ===
[[1980年代]]より、LPレコードサイズ(12インチ=30cm)で45回転として、1曲の長さや収録曲数の多さを特徴とする「12インチシングル」と呼ばれるものも登場した。
78回転/分のSP盤は、その性能から、片面に3分30秒しか録音することができず、すべてシングルであった。日本で本格的にレコードや[[蓄音機]]生産されたのは、[[1920年代]]である。33回転/分のLP盤が発売されたのは、[[1951年]]であるが、[[流行歌]]や和製ポップスのレコードは、ほぼ50年代いっぱいSP盤で発売されていた。
 
=== EP盤 ===
呼称は直径30cmの盤に「シングル片面30分の楽曲が録音できるLP盤が登場し、さらに[[1958年]][[ステレオ]]録音のレコードが登場すると、SP盤は急速に衰退し、シングル)」は直径17cmで45回転/分EP盤移行する。EP盤は、[[ジュークボックス]]を初めとするオートチェンジャー機器で再生されることを想定して、回転用の真んの穴を大きく開けたものが主流であったため、見た目のイメージから'''ドーナツ盤'''呼ばれた。ドーナツ盤を通常のプレイヤーで再生すこともある際には、アダプターを介してプレイヤーに装填した
 
EP盤は、表裏に1曲ずつ収録して「A面」「B面」とし、A面曲をメインとしてヒットを狙うのが通常である。「両A面」などと設定し、ダブルヒットを狙うものもあった。
 
なお、EP盤でも、回転数を33回転として、通常の長さの曲であれば4~6曲が収まるように収録時間を延ばしたものは「[[コンパクト盤]]」と呼ばれる。
以降は、同じ頃登場した[[コンパクトディスク|CD]]に移行していく。
 
== CDシングル ==
CDシングルには、8cm盤の "CD SINGLE 規格" (ジャケットにマークが記載されている)と、12cm盤の "CD Audio Maxi-single 規格" ('''マキシシングル'''と呼ばれる)の2種類がある。
 
*=== [[初期のCDシングル]] ===
[[1981年]]に[[コンパクトディスク|CD]]が登場した後、1980年代半ば頃から、シングルレコードと並行して12cm盤のCDシングルが一部で発売されていたが、
* 2~3曲の収録に対し、最高74分(後に80分収録できる12cm盤は無駄が多い
*当時は、シングル=レコード、アルバム=CD の認識が根強かった
*価格面で 当時は1枚700~1000円程度だったシングル=レコードに比べアルバム=CDシングルは1500円程度と割高だ の認識が根強かった
* 価格面で、1枚700~1,000円程度だったシングルレコードに比べ、12cmのCDシングルは1,500円程度と割高だった
といった点がネックとなり、殆ど普及していなかった。
 
=== 8cmCDシングルの発売 ===
この結果、シングルとして適当なサイズのCDが希求され、[[1988年]]2月21日に収録時間が20分程度と手頃な8cm盤が登場し、[[1988年]]に8cmサイズのCDシングルが初めて発売され、その年の6月には早くもCDシングルがアナログシングルの販売を上回った。
 
8cmというサイズは、[[CDV]]規格で音楽トラックを収録する部分の直径を踏襲している。8cmのCDシングルのジャケットが縦長になっているのは、当時、レコード店のシングル盤陳列棚に2列ずつ入って、尚且なおかつ、手に取り易い大きさにするためであった(レコードのシングル盤の直径は17cm)。また、正方形サイズでは手の平に収まるサイズとなり小さすぎて万引きされやすい、という懸念もあった(個人経営のレコード店では商品管理タグなどをつけていないところが多かったため)。この縦長のシングルジャケットは日本独特のものである。
* 登場初期は「さらにコンパクトに」と題して、持ち運びに便利なように、また、半分に折り畳んで収納しやすいよう、折り目がジャケットの真ん中に入れられていた。ジャケットの裏側に歌詞が記載され、中面は折り畳み方を図解入りで説明していた。この縦長ケースは「山田」という文字を縦にしたところから発案されている。
* シングルレコードでいうA面、B面だけの収録だけではまだ余裕があるため、[[カラオケ]]ブームを反映して、[[1990年]]頃からボーカルレスのオリジナルカラオケも収録されることが多くなった(ただカラオケを付けないアーティストも一部にいた)。実際にこの頃は、「カラオケの練習用に」と購入するケースが非常に多かった。
* [[1991年]]頃までのものは大方折り目が入っていたが、実際に半分に折り畳むと中古CD店では買い取り価格が大きく下がってしまうことや、折り畳む人が殆どなかったために、また見た目の問題もあり、後年は折り目がなくなった。この頃から表裏ともジャケット、中面に歌詞が記載されるようになった。
* 「8cmのCDシングルは日本にしかない」といわれることがあるが、これは正しくない。少なくとも[[1989年]]頃には、アメリカでも8cmのCDシングルが普通に売られていた。ただ、欧米では日本ほど8cmのCDシングルが普及しなかったのは事実であり、[[1990年代]]以降はほとんどのシングルが12cmとなった。
* アルバムのCDは直径12cmであるが、LPレコード(直径30cm)の陳列棚に2列ずつ収まる規格となっている。LPレコード棚に12cmCDを置くために、CDジャケットの外側に紙でできた縦長のカバーがされていた時期がある。
 
8cmCDシングルについては、当初から[[CDプレーヤー]]の性能及び適応性が問題視されていた。8cmCDシングルが登場したころ、8cmサイズのCDに完全対応しているプレーヤーはまだ開発されていなかった。このため、8cmCD非対応のプレーヤーでは演奏させることができず、故障の原因になることも少なくなかった。特に[[カーオーディオ]]などに多いスロットイン方式(吸い込み方式)のプレーヤーでは、8cmCDシングルが取り出せなくなるなどのトラブルが多発した。このためオーディオ家電業界は、CDプレーヤーを12cmと8cmの両対応にする必要に迫られた。
「8cmのCDシングルは日本にしかない」といわれることがあるが、これは正しくない。少なくとも[[1989年]]頃には、アメリカでも8cmのCDシングルが普通に売られていた。ただ、欧米では日本ほど8cmのCDシングルが普及しなかったのは事実であり、[[1990年代]]以降は殆どのシングルが12cmとなった。
*アルバムのCDは直径12cmであるが、LPレコード(直径30cm)の陳列棚に2列ずつ収まる規格となっている。LPレコード棚に12cmCDを置くために、CDジャケットの外側に紙でできた縦長のカバーがされていた時期がある。
 
前述の通り、現在、8cmCDシングルからマキシシングルへの移行がかなり進んでいるが、8cmCDシングル流通の際、当初から[[CDプレーヤー]]の性能及び適応性が問題視されていたことも見逃せない事実である。8cmCDシングルが登場したころ、8cmサイズのCDに完全対応しているプレーヤーはまだ開発されていなかった。このため、8cmCD非対応のプレーヤーでは演奏させる事ができず、故障の原因になる事も少なくなかった。特に[[カーオーディオ]]などに多いスロットイン方(吸い込み方式)のプレーヤでは、8cmCDシングルが取り出せなくなるなどのラブルが多発した。このためオーディオ家電業界は、CDプレーヤーを12cmと8cmの両対応する必要に迫られた。結果、プレーヤーのトレーに溝段差8cmCDのトラックを載置する凹部を設けることで対応した。また、8cmCD非対応のCDプレーヤーに対しては、専用アダプターを8cmCDの外周に取り付けて12cmCDと同じ大きさに調整することで、演奏を可能にした。また、プレーヤーの中には、アナログレコードのプレーヤーのように、真ん中にモータースピンドルを設けて、そこにCDを取り付けて回転させるようにし、トレーを省いた物も出回った。この方式では、CDの大きさに関係なく、CDを取り付けるだけで演奏が可能となる。だが、それでも、少しズレていただけで中の8cmCDシングルが動いてプレーヤーが故障したり(同時に演奏中の8cmCDシングルが破損することも多かった)、専用アダプターを8cmCDシングルに取り付けたり取り外したりする際に誤って8cmCDを破損してしまう事も多かった。このように8cmCDシングル衰退の原因には、CDプレーヤーの性能及び適応性から来る取り扱いの難しさも挙げられている
その後、音楽ソフトの主流がレコードからCDに変化するにつれ、店の中はレコード用陳列棚が減り、CD用の陳列棚が増えていった。そのため、シングルレコード用の陳列棚規格である8cmCDシングルは、陳列の弾力性が乏しくなり、アルバムCD規格である12cmCDと同じ規格がシングルでも希求された。
 
=== 12cmCDシングルへの移行 ===
また、[[リミックス]]した曲も収録する際、8cmCDシングルの収録時間では限界があった。そのため、1990年代前半から少しずつ12cmCDシングル(またはマキシジャケット(12cm用ケースに8cmCDを入れて発売))が登場し始め、J-POPなどは[[2000年]]を境に8cmCDシングルは大幅に減っていった。[[1998年]]に8cmCDと12cmCDの2パターンで発売した[[宇多田ヒカル]]の「Automatic」のヒットが契機と言われている。発売側にとっては12cmに統一すればコスト削減に繋がるというメリットもあり、また消費者にとっても「マキシ」という言葉に新鮮味があったことや、シングルがアルバムと同じ棚で収納できるなど都合が良かったため、[[1999年]]以降は12cmタイプが主流となっている。なお、現在J-POPでは8cmCDシングルでのリリースは殆どない。ちなみに、J-POPで初のマキシシングルとされるのは、<!-- [[1994年]]、[[Access (音楽ユニット)|access]]の『MISTY HEARTBREAK Re-SYNC STYLE』-->1993年11月19日発売、[[CHAGE and ASKA]]の「You are free」と「なぜに君は帰らない」(同時発売)である(1993年9月8日発売の[[Z団]]の『[[江ノ島 ~Southern All Stars Golden Hits Medley]]』とも言われているが、[[オリコン]]のチャートでシングル扱いとされている為であり、公式サイトでは「企画アルバム」とされている)。
その後、音楽ソフトの主流がレコードからCDに変化するにつれ、販売店ではレコード用の陳列棚が減り、CD用の陳列棚が増えていった。そのため、シングルレコードの棚には収まりのよかった8cmCDシングルは、陳列の弾力性が乏しくなり、アルバムCD規格である12cmCDと同じ規格がシングルでも希求された。また、消費者にとっても、「マキシ」という言葉には新鮮味があり、シングルがアルバムと同じ棚で収納できることは都合の良いことであった。さらに収録時間が20分程度ある12cmCDには[[リミックス]]等を無理なく収録することができ、発売側にとっては12cmに統一すればコスト削減に繋がるというメリットもあった。8cmCDシングルは、上記の通り、CDプレーヤーの性能及び適応性から来る取り扱いの難しさも抱えていた。
 
また、[[リミックス]]した曲も収録する際、8cmCDシングルの収録時間では限界があった。そのため、1990年代前半から少しずつ12cmCDシングル(またはマキシジャケット(12cm用ケースに8cmCDを入れて発売))が登場し始め、J-POPなどは[[2000年]]を境に8cmCDシングルは大幅に減っていった。その契機は、[[1998年]]に8cmCDと12cmCDの2パターンで発売した[[宇多田ヒカル]]の「Automatic」のヒットが契機であったと言われている。発売側にとっては12cmに統一すればコスト削減に繋がるというメリットもあり、また消費者にとっても「マキシ」という言葉に新鮮味があったことや、シングルがアルバムと同じ棚で収納できるなど都合が良かったため、[[1999年]]以降は12cmタイプが主流となっている。な、現在J-POPでは8cmCDシングルが8cmCDリリースされることほとんどない。ちなみに、J-POPで初のマキシシングルとされるのは、<!-- [[1994年]]、[[Access (音楽ユニット)|access]]の『MISTY HEARTBREAK Re-SYNC STYLE』-->1993年11月19日発売、[[CHAGE and ASKA]]の「You are free」と「なぜに君は帰らない」(同時発売)である(1993年9月8日発売の[[Z団]]の『[[江ノ島 ~Southern All Stars Golden Hits Medley]]』とも言われているが、[[オリコン]]のチャートでシングル扱いとされている為であり、公式サイトでは「企画アルバム」とされている)。
 
演歌界では長らくマキシシングルへの移行を嫌っていた。年配者が多く、シングル=8cm、アルバム=12cmというイメージが強かったことから、12cmに統一すると混乱しやすかったからである。[[2002年]]に[[川中美幸]]が『貴船の宿』をマキシシングルで発売されたことがきっかけでマキシシングルに移行され始めた。演歌初のマキシシングルとされるのは、[[1998年]]、[[冠二郎]]の『冠Revolution』である。
 
曲数面では当初マキシシングル導入当初には、8cmCDに比べて収録曲数を増やす傾向にあったが、現在ではほぼ変わらない。8cmは20分程度が収録時間の限度であるため、8cmCDとほぼ変わらず2-3曲程度であることが多い。4-8曲程度の曲数のCDを「ミニ[[アルバム]]」と呼ぶこともある。ミニアルバムはオリジナル曲の比率が多くリミックスが少ないなどでマキシシングルと区別されるのが一般的な認識だが、明確な定義はなく、レコード会社の意向で決められる。
 
なお、マキシシングルの中には、CD自体は12cmだが、アルミ部分が8cmという「ニューマキシ」というディスク存在する。
 
前述の通り、現在、8cmCDシングルからマキシシングルへの移行がかなり進んでいるが、8cmCDシングル流通の際、当初から[[CDプレーヤー]]の性能及び適応性が問題視されていたことも見逃せない事実である。8cmCDシングルが登場したころ、8cmサイズのCDに完全対応しているプレーヤーはまだ開発されていなかった。このため、8cmCD非対応のプレーヤーでは演奏させる事ができず、故障の原因になる事も少なくなかった。特に[[カーオーディオ]]などに多いスロットイン方式(吸い込み方式)のプレーヤーでは、8cmCDシングルが取り出せなくなるなどのトラブルが多発した。このためオーディオ家電業界は、CDプレーヤーを12cmと8cmの両対応にする必要に迫られた。結果、プレーヤーのトレーに溝をつけ、8cmCDのトラックを設ける事で対応した。また、8cmCD非対応のCDプレーヤーに対しては、専用アダプターを8cmCDに取り付けて12cmCDと同じ大きさに調整する事で、演奏を可能にした。また、プレーヤーの中には、アナログレコードのプレーヤーのように、真ん中にモーターを取り付けて回転させるようにし、トレーを省いた物も出回った。この方式では、CDの大きさに関係なく、CDを取り付けるだけで演奏が可能となる。だが、それでも、少しズレていただけで中の8cmCDシングルが動いてプレーヤーが故障したり(同時に演奏中の8cmCDシングルが破損する事も多かった)、専用アダプターを8cmCDシングルに取り付けたり取り外したりする際に誤って8cmCDを破損してしまう事も多かった。このように8cmCDシングル衰退の原因には、CDプレーヤーの性能及び適応性から来る取り扱いの難しさも挙げられている。
 
== VHSシングル ==
VHSシングルは [[VHS]] をメディアに用いたシングル。1980年代には存在していたものの、シングルとして大きく注目されるようになったのは[[マドンナ (歌手)|マドンナ]]「[[ジャスティファイ・マイ・ラヴ]]」(1990年)の世界的ヒットからとされている。
 
その後も人気を博すものの、2000年代に入ってDVDシングルに取って代わられることになる。
 
== DVDシングル ==
DVDシングルは [[DVD]] をメディアに用いたシングル。1990年代末に登場し2000年代初頭に盛んに発売された。DVDアルバムと同様にオーディオとビデオが同時に収録されている。DVD の特性を生かして強固な[[コピーガード]]を使える利点があり、さらに複数メディアを並行して発売することにより特にマニア層向けに販売額の増加が見込まれた。
 
最初期の DVD シングルとして[[スライ&ロビー]]「''Superthruster''」(1999年2月9日)が挙げられる。
 
DVDオーディオの普及率が高くないことに加えて[[ダウンロード販売]]の機会が増えてきたこともあって発売点数は減少し続けており、過去の作品も多くが[[廃盤]]になっている。
 
== シングルを用いた販売戦略 ==
海外の[[ポピュラー音楽]]の場合、アルバムに先駆けて発売する先行シングルは1、2枚程度で、アルバムの直前に発売する場合が多い。その後数ヶ月おきにアルバムの中の楽曲にリミックスなどを加えて[[シングルカット]]という手法を採る(日本のように[[リカット]]シングルとは言わない)。主にアルバムをプロモーションするのが目的で、シングル自体の売上は重視されていない(米国ではシングルの価格が安いため、売れてもレコード会社の利益に繋がらないのが大きな理由である)。大ヒットしたアルバムでは、収録曲の大半(6~7曲)がシングルカットされて更に売上を伸ばす場合がある。アルバムが販売不振の場合は[[テコ入れ]]としてシングルカットすることもあるが、シングルカットを放棄することも多い。
 
現在では8cmCDシングルでのリリースはJ-POP、演歌、その他歌謡曲のいずれでも、ほとんどない。詳細は前述したが、シングルレコード用の陳列棚規格である8cmCDシングルが、融通性が乏かったため、シングルでもアルバムCD規格である12cmCDと同じ規格にとって替わられたためである。このため、8cmCDシングルは消滅するかのように思われたが、現在では、[[食玩]]業界からお菓子のおまけとしての需要が増えている。8cmCDシングルの最大収録時間が約22分程度であることと、12cmCDでは大きさやコストに問題があることから、曲を1曲だけ収録した8cmCDシングルを同梱したガムやチョコレートが発売されるようになっている。ジャンルもアニメの主題歌、1970-80年代のJ-POP、演歌等多岐にわたっている。このため現在、8cmCDシングルでのリリースは、このお菓子のおまけとしてのリリースがメインになってきている。
 
== 関連項目 ==
* [[シングバム]]
* [[アルバムコンパクト盤]]
* [[レコード]]
 
[[Category:シングル|*]]
[[Category:記憶媒体|しんくる]]
[[Category:電子媒体|しんくる]]
[[Category:オーディオディスク|しんくるはん]]
 
{{Music-stub|しんくる}}
[[sv:Singelskiva]]
[[zh:單曲]]
 
'''シングル盤'''(しんぐるばん)は、片面に1曲、裏表両面で1枚に2曲の楽曲を録音した[[レコード]]盤である。単に'''[[シングル]]'''とも言う。SP, EP時代を経て、その企画を受け継いでいる8cm[[コンパクトディスク|CD]](CDシングル)も、シングル盤と呼ばれる。
 
== SP盤 ==
78回転/分のSP盤は、その性能から、片面に3分30秒しか録音することができず、すべてシングル盤であった。日本で本格的にレコードや[[蓄音機]]生産されたのは、[[1920年代]]である。33回転/分のLP盤が発売されたのは、[[1951年]]であるが、[[流行歌]]や和製ポップスのレコードは、ほぼ50年代いっぱいSP盤で発売されていた。
 
== EP盤 ==
直径30cmの盤に、片面30分の楽曲が録音できるLP盤が登場し、さらに[[1958年]][[ステレオ]]録音のレコードが登場すると、SP盤は急速に衰退し、シングル盤は直径17cmで45回転/分の[[EP]]盤に移行する。EP盤は製造上の都合から、中心の穴が大きく、アダプターを介してプレイヤーに装填したため、'''ドーナツ盤'''と呼ばれた。シングル盤に対し、一枚に数曲から十数曲録音したレコードを、アルバムと呼ぶようになった。
 
== CD ==
[[1981年]]に[[コンパクトディスク|CD]]が登場する。通常のCDは12cmで片面最高74分(後に80分)録音できるが、ヒットソングなどは、10曲以上も入った商品は不要なため、ドーナツ盤の後継品として登場したのが8cmCD、'''CDシングル'''である。これには1枚あたり二十数分の録音ができるため、A面、B面曲の2曲のほか、それぞれのカラオケが録音されている。
 
== 関連項目 ==
* [[シングル]]
* [[アルバム]]
* [[レコード]]
 
[[Category:オーディオディスク|しんくるはん]]
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