「馬場馬術」の版間の差分

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採点尺度
目的
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使われる音楽は、そのリズムなどが馬のリズムを乱さない範囲で規程されているが、ジャンルによる制限は無く、比較的自由度が高いものである。
 
== 目的 ==
馬場馬術の目的は調和のとれた調教により馬を幸あるアスリートに育て上げることにある。その結果、馬は沈着で、関節の柔軟性や伸び伸びとした前進性、筋肉の柔軟性といった数々の上達を見せ、騎手の指示に注意深く敏捷に従い、自信に満ちた演技を見せるようになる。そこに人馬一体の妙技ができあがってゆく<ref>国際馬術連盟『馬場馬術競技会規程』第22版、第401条、邦訳は日馬連公表「変更の要旨」より</ref>。
 
<references/>
==採点==
 
== 採点 ==
馬場馬術競技は、人馬のレベルに応じて難易度の違う競技課目ごとに規定されている演技を行う。
 
審判員は、各運動課目(馬場のどこで、どのような運動を行うか)ごとに、決められた着眼点(例えばパッサージュなら躍動感と整正)により、手元の採点表に10点満点(一部に係数が2倍で実質20点満点の運動課目がある)で採点していく。さらに、演技が終わった後に、総合観察(1.運歩、2.推進気勢、3.従順性、4.騎手の姿勢、騎座:正確かつ有効な扶助)の採点が記され、減点(運動の課目の誤りと運動を抜いた場合)が行われる。
 
最も難易度の高い「FEIグランプリスペシャル馬場馬術課目2003」は500点満点(うち総合観察80点)であり、審判員5名で合計2,500が満点となる。各人馬の得点は、小数点第3位(第4位以下3桁切り捨て)の百分率(パーセンテージ)で発表される(例:2006年FEI馬術世界選手権大会グランプリスペシャル金メダルのイザベル・ベルトとサッチモ号は79.480%)。
 
採点数とその意味は以下の通り。