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[[画像:Buckling.gif|150px|thumb|短い柱(左)と長い柱(右)が圧縮力を受けたときの比較。細長い柱は座屈を起こす。]]
'''座屈'''(ざくつ、Buckling)とは、[[柱]]([[梁 (建築)|梁]]とは違い、[[軸]]方向に垂直[[荷重]]を受ける[[棒]]を指す)に圧縮[[応力]]を加えると、曲げ[[モーメント]]により柱のたわみが急激に大きくなり、荷重分担能力を失ってしまう現象を言う。
'''座屈'''(ざくつ、''Buckling'')は、細長い棒状の部材([[柱]])や薄い板状の部材が強い押しつける力(圧縮力)を受けると、折れ曲がって破壊に至る現象である。座屈の発生は部材の形状に依存し、本来その材料が持つ[[強度]]以下で発生する。材料や[[荷重]]の条件が同じであっても、短い柱では座屈を起こさず、長い柱のみに発生する(右図)。
但し、柱の長さが短い場合は単に縮むだけであり、長い柱の場合にのみ発生する現象である。
 
==座屈応力==
座屈が起こる時の応力は棒の末端部分の形状、曲げ[[剛性]]、[[細長比]]などによって異なる。