「普通社債」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
2行目:
 
==概要==
特に[[上場]]企業では、銀行からの借り入れ('''間接金融''')より[[市場#経済学での市場|市場]](ここでは主に[[証券取引所]])を介して[[投資家]]から資金調達('''直接金融''')した方のするメリットの方が大きい。これは、銀行から借り入れして資金調達するより、普通社債を発行することで銀行からの借入金より低い利率で資金調達できるからである。
 
 
投資家側から見ても、経営基盤のしっかりした信頼置ける企業の普通社債であれば、銀行の定期預金より高利回りである上、償還までてば(発行元の企業が倒産しない限り)ほぼ確実に元本が戻ることから、[[株式]]のようなリスク商品を敬遠する投資家でも、このような普通社債は喜んで買う、というケースは多い。ただし、発行元の企業が倒産した場合は償還がまず不可能となり、事実上「紙くず」と化す可能性が非常に高い。安全性は高い(ローリスク)もののリスクは存在しているということに注意する必要がある
 
投資家側から見ても、経営基盤のしっかりした信頼置ける企業の普通社債であれば、銀行の定期預金より高利回りであり、償還まで持てば(発行元の企業が倒産しない限り)元本が戻ることから、[[株式]]のようなリスク商品を敬遠する投資家でも、このような普通社債は喜んで買う、というケースは多い。
 
[[転換社債]]や[[新株予約権付社債]]とは異なり、[[オプション]]が付かない普通の[[債券]]であるため、償還までに単価の変動はあるものの微々たるもので、元本に対する値上がり益を期待することはほぼ不可能である。
 
ただ償還まで保有すれば事実上元本保証ではあるものの、償還までに発行元の企業が倒産した場合は元本の返済がまず困難となり事実上「紙くず」と化す可能性が非常に高いことから、安全性は高い(ローリスク)もののリスクは付きまとうことに注意する必要がある。
 
盛んに普通社債を発行する企業は、過去に発行した分の償還を迎えた分で投資家へ支払う資金を調達するため、また新たに普通社債を発行・募集してそれを投資家への返済原資に充てている場合が多いあるので注意が必要だ
 
==特徴==