「無党派」の版間の差分

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経済準学士 (会話 | 投稿記録)
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日本では特定の政党に帰属せず、支持政党をはっきり決めていない有権者が多い。そして、選挙の度に公職選挙の候補を変えることもある。そのため、公職選挙において当選するには、無党派の支持を拡大することが重要といわれている。
 
[[1995年]]に[[東京都知事選挙]]と大阪府知事選で無所属の候補が当選し、既成政党の候補が敗れた時、無党派が注目されるようになった。同年、無党派は[[新語・流行語大賞]]に選ばれた。
 
== 無党派拡大の背景 ==
無党派層が拡大した背景として、ひとつには従来の政党にとって重要な「票田」となっていた諸団体に帰属する有権者が減少していることが挙げられる。例えば、業種・職種・職能ごとの団体・組合は多くの場合それぞれにいずれかの政党と関係が深い場合が多い。しかしこれらの団体は、特に[[バブル経済]]崩壊前後よりその構成員を減らしている場合が多い。例えば[[農業協同組合]]や[[労働組合]]はそれぞれ[[自由民主党]]・[[社会民主党_(日本)|社会民主党]]の有力支持母体であったが、前者は農業従事者の高齢化などで、後者は組合結成率の低下や[[フリーター]]の増加によって、いずれも構成員が減少傾向にある。
 
それ以外にも度重なる政治家の汚職や政治不信などが有権者の政治に対する無関心を増大させつつあり、低投票率の場合、近年は組織票で勝る政党が勝利するケースが多いため選挙に行く事自体が無意味と考える人々が多く、そのため更に[[投票率]]が下がるという悪循環に陥ってしまう。
 
個々人の価値観が極度に多様化していることも、特定の政党を支持しづらいことに繋がっている。