「有効長」の版間の差分

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'''有効長'''(ゆうこうちょう)とは、[[停車場]]内で[[列車]]が発着する線路で[[分岐器]]手前の'''車両接触限界'''の間の距離または車両数のこと。'''線路有効長'''ともいう。
 
車両接触限界とは、線路が分岐している箇所において他の線路の車両が接触する限界の地点のことで、その地点には[[鉄道標識#車両接触限界標|車両接触限界標]]という低い角柱(積雪地では高くなっている)が立てられている。停車場に列車が停車する場合は隣接する線路の車両と接触しないよう、この車両接触限界標の内側に収まるようにしなくてはならない。
 
線路有効長は列車の長さに、停車位置の誤差や[[鉄道信号|出発信号機]]を確認できる距離などを加えて求める。
 
また、特に[[鉄道駅|駅]]においては[[プラットホーム|ホーム]]にかかる車両の両数で表す('''ホーム有効長''')。ホームにかからなければドアは開かない([[ドアカット]])か、その手前の駅で[[増解結|解結]]を行い少ない車両の両数で対応するので注意を要する。
 
運転業務面ではダイヤ作成担当者は列車設定時にホームないし[[行き違い施設|行き違い設備]]などの有効長を考慮して列車の設定を行う。