「星野屋」の版間の差分

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Mc70334s (会話 | 投稿記録)
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一途なのかしたかなのか、お花のキャラクターはいまひとつはっきりしていない。その理由は、この噺の中心が花そのものにではなく、揺れ動く『物語』そのものに向けられているからなのだ。[[アンソニー・シェーファー]]の『スルース』のごとく、二転三転する噺を演じきるのは難しいらしく、最近はあまり演じられていない珍しい話。
 
しかし、お花と平蔵はこのあとどうなるのだろうか。本編上のあらすじでは救いのあるような書き方をしているが、演者によっては【女房をたたき出し、お花と再婚する手段】の一つとしてこの心中騒動を仕組む場合もあるのだ。この場合、平蔵は一気に居場所がなくなってしまい、本当に自殺をするしかなくなってしまうだろう。かわいそうな話だ…。
 
[[category:落語の演目|ほしのや]]