「宮中伯」の版間の差分

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'''宮中伯'''(きゅうちゅうはく、[[ドイツ語|独]]:'''Pfalzgraf''')とは中世[[ドイツ]]の[[爵位]]の一つ。「ファルツ伯(プファルツ伯)」とも呼ばれ、[[神聖ローマ帝国]]における「宮廷の書記」という意味であり、今日では「[[大臣]]」に相当するものと解釈される。宮廷伯、帝領伯、王領伯、王領地伯とも訳される。
 
いわば神聖ローマ皇帝の側近で、通常は宮廷に10人前後の宮中伯がおり、それぞれ担当する部署において政務を処理した。しかし、やがて地方において[[諸侯]]が台頭し、[[帝国]]が分裂状態になると、[[皇帝]]により諸侯を監視、あるいは諸侯の力を抑えるために各地に宮中伯が派遣されるが、その殆どが諸侯との争いの中で没落した。