「太平洋高気圧」の版間の差分

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太平洋高気圧は太平洋特有のものではなく、大西洋にはアゾレス高気圧と呼ばれる同様のものがある。これらの高気圧は地球規模の大気の大循環の一環として生成するものであり、夏だけでなく年中存在する。
 
赤道付近は強い日射のために暖められた海面や地上の空気が上昇し、圏界面まで達すると両極に向かって流れるが([[ハドレー循環]])、地球自転の影響を受けて次第に東寄りに向きを変え、北緯30度付近に来ると東向きの流れとなり、赤道から来る空気が滞留するため、余分な空気は下降気流となって海面(地表)付近に達して周囲に吹き出し、高気圧を形成する。北太平洋海域ではこれを北太平洋高気圧と言い、その西端が[[小笠原諸島]]方面から日本付近に張り出したものを小笠原高気圧と称する。これらの高気圧をかつては中緯度高気圧帯と言った。
 
==性質==