「環境基本計画」の版間の差分

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このうち、第3部第1章においては、[[地球温暖化]]対策、物質循環の確保と[[循環型社会]]の形成、環境への負荷の少ない交通、環境保全上健全な水循環の確保、化学物質対策、[[生物多様性]]の保全、環境教育・環境学習、環境投資等を、重点的に取り組む11の戦略的プログラムとして位置づけた。
 
=== 第3次環境基本計画 ===
=== 概要 ===
[[2006年]](平成18年)4月7日に'''第3次環境基本計画'''(副題:環境から拓く 新たなゆたかさへの道)が閣議決定された。
第3次環境基本計画のポイントは以下の通りである。
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**長期的な視野を持った[[科学技術]]、[[環境情報]]、[[政策手法]]等の基盤の整備
**国際的枠組みやルールの形成等の[[国際]]的取組の推進
 
=== 環境から拓く新たなゆたかさへの道 ===
 􀂇 テーマは「環境・経済・社会の統合的向上」
 􀂇 2050年を見据えた超長期ビジョンの策定を提示
 􀂇 可能な限り定量的な目標・指標による進行管理
 􀂇 市民、企業など各主体へのメッセージの明確
 
=== 第三次環境基本計画の目指す社会 ===
・健全で恵み豊かな環境が保全されるとともに、それらを通じて国民一人一人が幸せを実感できる社会を享受でき、将来世代へも継承できる社会を目指す。 そのため、環境に加え、経済的側面、社会的側面も統合的に向上することが求められる。
・物質面に加え、心の面でも、安心、豊かさ、快適なくらし、歴史と誇りある文化、地域社会の絆といっ
たものを、我が国において将来世代にわたって約束するとともに、それを世界全体に波及させていくような社会を目指す。
==== 1 環境的側面・経済的側面・社会的側面の統合的な向上 ====
・環境効率性を高め、経済が大きくなっても環境負荷が大きくならないようにする。環境性能の優れた技術や製品を作り出すことにより新たな経済活動が生み出される「環境と経済の好循環」を目指す。
・環境への取組を通じ地域コミュニティが活性化し、地域コミュニティの活力が環境保全への取組を生むことを目指す。多様な主体が連携協働する活動機会の創出による社会的側面との統合的な向上。
・環境保全と新しいかたちの豊かな暮らしを同時に求める個人が主体となる取組を促進する。
 
== 関連項目 ==