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2007年8月11日 (土) 08:16時点における版
高山博(たかやま ひろし、1956年8月- )は、西洋史学者。東京大学人文社会系研究科教授。
福岡県浮羽郡田主丸町生まれ。1980年、東京大学西洋史学科卒業、同大学院 入学、84年、エ-ル大学大学院入学、ジョン・ボズウェルに学ぶ。86年、文学修士号、87年、哲学修士号取得、88年、東大大学院博士課程単位取得退学、89年、ケンブリッジ大学客員研究員、90年、一橋大学助教授、エ-ル大学博士号取得、エ-ル大学最優秀中世史博士論文賞受賞、93年、東大文学部助教授、同年、『中世地中海世界とシチリア王国』でサントリー学芸賞、94年、地中海学会賞、マルコ・ポーロ賞受賞、95年、フランス国立社会科学高等研究院客員研究員、2004年、東大人文社会系研究科教授。
経歴から分かるとおり、エリート中のエリート学者である。アカデミズムの軟弱化を憂え、「ハード・アカデミズム」を提唱した。師匠のボズウェルが若くして病死した時、駆けつけた高山に「君は私のアカデミック・サンだ」と言ったという。中世シチリア王国を専門とし、現代社会についての発言もある。
著書
- 中世地中海世界とシチリア王国 東京大学出版会, 1993
- 神秘の中世王国 ヨーロッパ、ビザンツ、イスラム文化の十字路 東京大学出版会, 1995
- ハード・アカデミズムの時代 講談社, 1998
- 中世シチリア王国 講談社現代新書, 1999
- 歴史学未来へのまなざし 中世シチリアからグローバル・ヒストリーへ 山川出版社, 2002
- <知>とグローバル化 中世ヨーロッパから見た現代世界 勁草書房, 2003
- 文明共存の道を求めて 日本放送出版協会, 2003 (NHK人間講座)