「吉田司」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Akoyano (会話 | 投稿記録)
新しいページ: ''''吉田司'''(よしだ つかさ、1945年- )は、ノンフィクション作家。 山形県生まれ。早稲田大学在学中に、映画...'
 
m +Cat等
1行目:
'''吉田 司'''(よしだ  つかさ、[[1945年- ]] - )は、ノンフィクション作家。
 
[[山形県]]生まれ。[[早稲田大学]]在学中に、映画監督[[小川紳介]]の小川プロダクション結成に参加、681968年、「日本解放戦線 [[三里塚]]の夏」の演出助手を務めた。1970年から[[水俣市|水俣]]に住み、胎児性の[[水俣病]]患者らと若衆宿を組織。国の補償金を貰った水俣病患者たちの生態を赤裸々に描いた最初の著作『下下(げげ)戦記』で、881988年、[[大宅壮一ノンフィクション賞]]を受賞。
 
美しいとされているものの実態を暴く手法に特徴があり、931993年の『ひめゆり忠臣蔵』では、戦争哀話として知られる沖縄の[[ひめゆり部隊]]について、それが戦争協力隊であったことを、揶揄するような文体で描いて抗議を受け、改訂した。
 
また971997年の『[[宮澤賢治殺人事件]]』では、生誕百年(96(1996年)を期して賢治本が数多く出る中、聖人のごとく崇められる詩人が、[[日蓮宗]]系の[[国柱会]]に入っており、長生きしたら戦争に協力していたはずだと論じ、また自身の母親が、賢治没後の宣伝に一役買ったことにも触れて偶像破壊を行い、物議を醸した。『[[批評空間]]』では[[柄谷行人]]が吉田を呼んで討論を行い、賢治を批判、同時に、その頃『最新[[宮澤賢治]]講義』を刊行した[[小森陽一]]は、それまで協働的立場にあった柄谷から批判されることになった。
 
==著書==
16行目:
*[[ビル・ゲイツ]]に会った日 講談社, 1996 「デジタル・パラノイア」と改題、徳間文庫
*宮澤賢治殺人事件 太田出版, 1997 のち文春文庫
*スター誕生 [[美空ひばり|ひばり]][[萬屋錦之介|錦之助]][[石原裕次郎|裕次郎]]・[[渥美清]]そして新・復興期の精神 講談社, 1999 「ひばり裕次郎昭和の謎」と改題増補、講談社+α文庫
*ニッポンの舞台裏 洋泉社, 1999
*[[孫正義]]は倒れない アエラ取材班共著 朝日新聞社, 2001
*あなたは男でしょ。強く生きなきゃ、ダメなの 草風館, 2001
*聖賤記 吉田司対談集 パロル舎, 2003
*新宗教の精神構造 角川書店, 2003
*王道楽土の戦争 全2冊 日本放送出版協会, 2005 (NHKブックス)
*そして、憲法九条は。 [[姜尚中]]対談 晶文社, 2006
 
{{DEFAULTSORT:よした つかさ}}
{{People-stub}}
[[Category:日本のノンフィクション作家]]
[[Category:山形県出身の人物]]
[[Category:1945年生]]