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'''塩酸ナファゾリン '''(えんさんなふぁぞりん、Naphazoline Hydrochloride)は、[[化学式]] C14H14N2·HClで表される[[酸性]]の[[水溶液]]で[[血管収縮剤]]である。
 
== 概要 ==
=== 化学名 ===
2-(1-naphthylmethyl)-4,5-dihydro-1 H-imidazole
 
=== 分子量 ===
246.74
 
=== CAS番号 ===
550-99-2
 
== 性質 ==
=== 性状 ===
* 白い粉末で固体である。
* 無臭である。
* 味はとても苦い。
 
=== 溶解性 ===
* [[水]]には溶けやすい。
* [[エタノール]]にはやや溶けやすい。
* [[無水酢酸]]にはとけにくい。
 
=== 融点 ===
* [[融点]]は約240℃から260℃
 
== 用途 ==
主に二つに分けられる。
 
* ひとつは、点眼薬としての利用で、目が充血した際にナファゾリンの血管収縮作用で粘膜に直接適用させ、充血を抑える。
* ふたつめに点鼻薬としての利用で、[[鼻炎症]]患者の鼻腔内で[[腫脹]]ができ、鼻づまりがある際に腫脹を縮小させ鼻づまりを解消させる。
 
== 注意 ==
* 塩酸ナファゾリンは、滞留時間が長いため依存性が非常に強く、刺激もあるため大量に摂取してはならない。
* [[モノアミン酸化酵素阻害薬|MAO阻害剤]]を併用すると、[[アドレナリン]]作動薬であるナファゾリンの昇圧作用がMAO阻害剤によって増強され、急激な血圧上昇を引き起こす可能性があり、最悪の場合、死に至る可能性もある。
 
[[Category:医薬品|えんさんなふあそりん]]
 
[[en:Naphazoline]]
[[hu:Nafazolin]]
[[ru:Нафтизин]]