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'''ヒケ'''(ひけ、Sink Marks)とは、工業製品において材料が収縮することによっておこるへこみ、窪みである。主として[[射出成形]]([[インジェクション]])などの[[金型]]を用いて作られた樹脂製品に顕著に見られる現象である。
 
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ヒケの発生を防ぐには、なるべく均等な製品設計を行い、同一製品内でもブロック状に厚みがある部分には製品の品質に影響しない形で意図的に凹部を形成する(いわゆる「肉抜き」)を施すといった配慮が必要になる。また逆に、ヒケることを予め計算してその部分に厚みを持たせ、ヒケた状態で狙った形状を得るという方法もあるが、これには極めて高度な金型製作技術が要求される。
 
== プラモデル ==
[[プラモデル]]では、金型技術が向上して薄肉で成形することが可能になったため、2007年現在ではあまり見られなくなったが、かつてのプラモデル・キットでは部品のヒケやバリの存在は当たり前だった。綺麗な完成品を目指す場合には、模型用の[[パテ]]を用いてパーツのヒケを埋める必要があるが、このパテ自体もヒケを起こすので注意が必要である。
 
[[エポキシパテ]]のような化学硬化性のものはさほどではないが、ラッカー系パテのように溶剤を揮発させて硬化するパテでは、揮発した溶剤の分だけ容積が減少し、パテを充填・塗布した面がヒケてしまう。そのためパテは厚めに盛り、硬化後に余分を削り落とすと言う作業が必要になる。
 
== 鋳造でのヒケ ==
樹脂ほど顕著ではないが、金属の[[鋳造]]においてヒケは生じる。例えば自動車のエンジン部品のように分厚い金属ブロックを鋳造する際に発生するヒケは、ス(製品に空気が入るって予期しない空洞を形成する)と並んで注意が必要である。
 
== 外部リンク ==
製品
* [http://www.umgabs.co.jp/jp/solution/trouble/t_36.htm 製品トラブル ヒケ]
* [http://www.nc-net.or.jp/morilog/m20879.html 技術の森 Q&Aナレッジ]
プラモデル
* [http://momiage.net/5-hike.shtml ヒケのしくみとその処理]
 
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