「クッチャロ湖」の版間の差分

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仁達内川が南から小沼に流れ込み、安別川や北にあるポン沼などの水をここで集める。小沼東端からは1kmほどの長さの狭い水路を通じて大沼に連絡している。大沼東端からクッチャロ川として流れ出し、海岸付近で頓別川と合流してオホーツク海に注ぐ。下流部を通じて海水が入り込む大沼は塩分濃度が高いが、浅く狭い水路を隔てた小沼は淡水に近い。湖の南岸は泥炭地が広がり、[[ヨシ]]や[[スゲ]]、あるいは[[ミズゴケ]]の生える湿原となっている。小沼北岸からポン沼にかけては[[アカエゾマツ]]の林が見られる。海岸の砂州には砂丘や浜堤列が発達しており、ここには100種以上の北方植物・湿性植物が群生するベニヤ原生花園がある。
 
日本最大の[[コハクチョウ]]の中継地で、毎年2万羽ほどが飛来する。他にも[[ヒドリガモ]]、[[オナガガモ]]などカモ類が多く飛来する。[[1989年]]、クッチャロ湖および周辺の1,607haの地域が[[ラムサール条約]]登録湿地となった。日本では[[ウトナイ湖釧路湿原]]、[[伊豆沼]]・[[内沼]]に次ぐ3番目の登録湿地である。
 
== データ ==