「霊友会」の版間の差分

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しかしながら、この「先祖供養」という用語により、会の外部はもちろん、霊友会の会員自体の中にも大きな誤解が生じ、それが霊友会の本来の趣旨が正確に伝わらなかった大きな要因になったことは否定できない。
 
本来の霊友会の趣旨では、先祖は決して祟るものでも依存する対象でもなく、父系母系双系のすべての先祖との関係性はDNAの例を見ても分かるとおり、現在の自分自身の中に集約されており、それら先祖の象徴である「総戒名」を前にして法華経を読誦すると言う行為は、広い意味での自分自身の象徴の前で、自身に対して経を聞かせるのと同義なのであった。と同時に、先祖を他者として考え場合自分も含め先祖一人一人も仏道に導かれるべき衆生であり、自ら読誦する法華経を彼らに聞いてもらうことによって、共に仏道に目覚めてもらういくことが意図されており、そういう意味でもいわゆる菩薩行の一環と位置づけられるものである。
 
このような菩薩行としての「先祖供養」に加え、上述したとおり、日常生活において日々触れ合う他者との関係性にも、自己のあり方が反映されていることを認識し、そこから学び反省し自らの行動を変革する事によって、それらの関係性をよりよいものにしていくことが期待される。霊友会における、経の読誦はそのような内省と「気付き」の為の時間としても重視されるのである。