「インタラクションデザイン」の版間の差分

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'''インタラクションデザイン'''([[英語|英]]: '''Interaction design''')とは、技術的システム、生物学的システム、環境システム、組織などの振る舞い(対話 = interaction)を定義し生成する規範の一種である。例えば、[[ソフトウェア]]、各種製品、携帯機器、環境、[[サービス]]、[[ウェアラブルコンピューティング]]、組織自体などのシステムに適用される。インタラクションデザインは、人工物やシステムのユーザーへの反応を振る舞い([[インタラクション]])として定義する。'''IaD''' または '''IxD''' と略記されることもある。
 
インタラクションデザインは通常ユーザーを調査することから始まり、形状だけでなく振る舞いを強調した[[デザイン]]を行い、そのデザインは[[ユーザビリティ]]や情緒的観点で評価される。
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インタラクションデザインはシステムのインタフェース設計との関連で語られることが多いが、インタラクションデザインはユーザーの経験に対応するシステムを開発することに注力してインタフェースを定義する。システムのインタフェースとは、視覚その他の感覚の人工物であり、デザインされたインタラクションを提供することを表現したものである。[[自動音声応答装置]]は視覚以外のインタフェースにおけるインタラクションデザインの例である。
 
[[インタラクション]]は技術的システムだけに限られることではない。人々は昔から互いに対話([[インタラクション]])してきた。従って、インタラクションデザインはサービスやイベントなど様々な場面で活用できる。もっとも、そのような様々なデザインをする場合でもインタラクションデザインであるという意識をしないことが多い。
 
== 歴史 ==
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== 社会的インタラクションデザイン ==
社会的インタラクションデザイン(SxD)とは、コンピュータが社会に遍在するようになり、互いに通信する機能を備えるようになって出てきた新たな領域である。電話や携帯情報機器などが[[社会的インタラクション]]を容易にしている。社会的インタラクションデザインは機器とユーザー間の[[インタラクション]]だけでなく、ユーザー同士の[[インタラクション]]も考慮する。人間同士のコミュニケーション、話すことと書くこと、語用論などが社会的テクノロジーにおいて重要な要因となった。そして、これらの要因は認知科学よりもむしろ[[社会学]]、[[心理学]]、[[人類学]]の領域である。
 
==関連項目==