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{{otheruses|[[蜂]]の一種|[[横溝正史]]の上梓による[[推理小説]]|女王蜂 (横溝正史)}}
'''女王蜂'''(じょおうばち)は、[[群]]で生活を社会性のする[[蜂]]の集団において、繁殖に携わる[[雌]]の個体のことである。アリやシロアリの場合は女王蟻と言う。その群れの中で中心として[[巣]]に単身で君臨する
例えば[[蜜蜂]]の群を形作るのは働き蜂([[雌]])、雄蜂、そして女王蜂の三種類で、[[産卵]]能力を持たない働き蜂に対して、女王蜂は産卵能力を有す。<ref name="r1">[http://www.tamagawa.ac.jp/HSRC/contents/pages/note/bee-caste.htm ミツバチのカースト] - [[玉川大学]][[ミツバチ]]科学研究施設</ref>
蜜蜂の群における女王蜂は、働き蜂、雄蜂と異なり[[蜜]]を[[餌]]とせず、[[ローヤルゼリー]]を餌とし、その群の求心力となる。<ref name="r1"/>
なお、創作等では女王蜂と王様蜂が巣に君臨しているように描かれる例もあるが、蜂や蟻ではこのようなものは存在せず、雄は交尾すると死んでしまう。シロアリでは女王と王がいる。
一般的には女王蜂は単独で巣を作り、繁殖を開始する。子供が育つと働き蜂になるから、それに巣や子の世話を任せ、繁殖のみを行うようになる。したがって、一つの群れの個体はすべて女王の子である。ただし、女王が途中で死んだ場合、群れの中から新たに女王が生まれる例もある。これは、女王蜂が出すフェロモンが働き蜂(や働き蟻)の繁殖能力を奪っているためと考えられる。
女王蜂(あり)は普通は働き蟻より体が大きい。アリやアシナガバチ、スズメバチでは形態的には大差なく、一回り大きいだけであるが、ミツバチでは一見して女王の腹部が特に大きいのがわかる。シロアリの場合、生殖虫は褐色で目がある点で大きく働き蟻とは異なるが、外形的には大差ない。しかし、女王になってからは女王の腹部は極端に大きくなる。褐色の外骨格はそのままであるが、その間の皮膚が伸びて、種類によってはソーセージのような腹部に小さな頭部と胸部がついたようになり、身動きもできない。身の回りの世話はすべて働き蟻が行う。
==脚注==
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