「フリューゲルホルン」の版間の差分

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== 構造 ==
* 管長は[[トランペット]]や[[コルネット]]と等しく、音域も同様であるが、コルネットよりも円錐部分が多く、またその部分の口径も大きいことが、より太く柔らかく、深みに富んだ音色を生んでいる。
* トランペットと同様、バルブは3つ備えるのが普通だが、フランスのメーカー、コルトワ等に見られる様に、4バルブのものも存在する。[[ピストン]]式と[[ロータリー]]式バルブがあるが、ピストン式が主流である。
* [[マウスピース (楽器)|マウスピース]]の口径はトランペットと同等であるが、シャンクが異なるため、通常は同じものを使用することはできない。シャンクにはケノンに代表されるストレート・シャンクと、トランペットと同様のテーパー・シャンクに大別されるが、メーカーによって実際のシャンク形状は異なるのが現状である。また、その独特のメロウな音色を醸し出すために、より深いカップ形状が好まれる傾向にある。
 
== その他の特徴 ==
* フリューゲルホルンはトランペットやコルネットよりも[[ペダルトーン]]への移行が容易であるのも特徴である。
* [[ジャズ]]や[[ブラスバンド]](金管バンド:ドイツのポザウネン・コア)ではよく使われ、ソロ楽器としての側面があるが、[[オーケストラ]]での使用頻度は低く、あまり使われることはない。たとえば[[グスタフ・マーラー|マーラー]]の[[交響曲第3番 (マーラー)|交響曲第3番]]で[[ポストホルン]]の代わりに使用されることがあるが、[[ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団|ウィーン・フィル]]などではポストホルンそのものを使用している。他には[[レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ|ヴォーン・ウィリアムズ]]の交響曲第9番、[[オットリーノ・レスピーギ|レスピーギ]]の「[[ローマの松]]」([[バンダ]])などに使用例がある。
* [[アンサンブル]]などで[[ソロ]]を吹くのに良く使われる。
 
== 関連記事項目 ==
* [[管楽器]]
* [[金管楽器の一覧]]
* [[楽器の一覧]]
* [[チャック・マンジョーネ]]
* [[アート・ファーマー]]
* [[TOKU]]
* [[土濃塚隆一郎]]
* [[フランペット]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.basj.or.jp/instlibrary/instt.htm 日本管打・吹奏楽学会実行組織機関による楽器WEBライブラリー]
 
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[[Category:金管楽器|ふりゆけるほるん]]