「エスペラントアルファベット」の版間の差分

<tr><td align="center">[[V]]</td><td align="center">v</td><td align="center">vo ヴォー</td><td align="center">/v/</td><td>英語volleyのvの音</td></tr>

<tr><td align="center">[[Z]]</td><td align="center">z</td><td align="center">zo ゾー</td><td align="center">/z/</td><td>&nbsp;</td></tr>

</table>

==発音と綴り==

エスペラントの音節は、0個以上の[[子音]]と[[母音]]の組み合わせからなる。発音に対する綴りは、子音と母音が一対一の場合は[[日本語]]の[[ローマ字|ローマ字綴り]]に近い。1つの文字が1つの音に対応するいわゆる「1字1音」(unu litero, unu sono)の原則が貫かれており、発音しない文字は無い。

*子音(konsonanto)は{{lang|eo|b, c, ĉ, d, f, g, ĝ, h, ĥ, j, ĵ, k, l, m, n, p, r, s, ŝ, t, ŭ, v, z}}で表す。

*後の子音の影響を受けて[[同化 (音声学)|同化]]({{lang|eo|asimiliĝo}})して発音されることがある。

*[[破裂音]]/dz/は原則としてないが、"edzo"(夫)などが少数ある。"edzo"をどう発音すれば良いのかはよく議論の対象にされる。破裂音/dz/とみなし「エーヂョ」あるいは「エーヅォ」と読まれることが多い。

*[[口蓋化]]する綴りはほとんど無いが、愛称を表す[[接尾辞]]-njoと-{{lang|eo|ĉjo}}、間投詞tju!などには見られる。[[プラ-エスペラント]]時代にはnacjes, familjeなどが普通に見られた。日本語の[[拗音]]の転写時にも見られる。

*同じ子音の連続は、原則として別々に発音される。ただし、[[破裂音]]の連続時には日本語の[[促音]]のように聞こえることがある。

*''j'' の後に ''i'' が来る単語が少数ながら存在する。jido(イディッシュ語)とido(子孫)はどちらも「イード」と発音されてしまう。区別のため ''ji'' を[[摩擦音]]気味に発音することがある。<!--英語等ではもともとこの区別がある―最小対語 east : yeast-->

 

!子音↓/母音→ !! a !! e !! i !! o !! u

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | b || バ [ba] || ベ [be] || ビ [bi] || ボ [bo] || ブ [bu]

| bgcolor="#CCCCFF" | c || ツァ {{IPA|ʦa}} || ツェ {{IPA|ʦe}} || ツィ {{IPA|ʦi}} || ツォ {{IPA|ʦo}} || ツ {{IPA|ʦu}}

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | d || ダ [da] || デ [de] || ディ [di] || ド [do] || ドゥ [du]

| bgcolor="#CCCCFF" | g || ガ [ga] || ゲ [ge] || ギ [gi] || ゴ [go] || グ [gu]

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | h || ハ [ha] || ヘ [he] || ヒ [hi] || ホ [ho] || フ [hu]

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | j || ヤ [ja] || イェ [je] || イ [ji] || ヨ [jo] || ユ [ju]

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | k || カ [ka] || ケ [ke] || キ [ki] || コ [ko] || ク [ku]

| bgcolor="#CCCCFF" | s || サ [sa] || セ [se] || スィ [si] || ソ [so] || ス [su]

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | t || タ [ta] || テ [te] || ティ [ti] || ト [to] || トゥ [tu]

|-

|-

| bgcolor="#CCCCFF" | v || ヴァ [va] || ヴェ [ve] || ヴィ [vi] || ヴォ [vo] || ヴ [vu]