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'''固溶体'''(こようたい)は、[[合金]]の場合は、一つの固相金属中に、他の元素(金属の場合も非金属の場合もある)が溶け込んで、全体が均一の固相となっているものをいう。
置換型固溶体は溶媒原子の代わりに溶質原子が置き換わるもので、それぞれの原子の大きさが同じぐらいであると、置換がおこなわれやすい。原子半径の違いが10%ぐらいまでは、成分比の全体にわたって完全に固溶するがそれ以上では固溶度は急激に減少し、15%以上では、ほとんど固溶しなくなる。
侵入型固溶体は原子半径の小さい元素、H、C、N、B、Oなどが、金属の結晶のすきまに侵入するものである。金属の結晶のすきまは結晶構造によって異なる。
炭素鋼の焼入れ、浸炭処理などの表面硬化処理は、侵入型固溶体をつくることによって、歪んだ組識をつくることによって硬い組識をえている。
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