「多言語サイト」の版間の差分

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日本でも中央省庁や大都市では多言語サイトの展開が進んでいるが、英語に偏重することが多い。大都市以外の市や町村では日本語のみの公式サイトしかないところもある。日本語は近隣諸国はもちろん、米国やフランスの高校でさえ教えられている言語だが、簡単に理解するのが難しい。スウェーデン人が[[ドイツ語]]を学んだり、アメリカ人が[[スペイン語]]を学ぶようなわけにはいかないのである。日本語読解可能な外国人は少ないため、日本語公式サイトの多言語化はさらに推進する必要がある。
 
[[新聞社]]のサイトも自国の詳細なニュースを言語話者に伝達するために多言語サイトが必要な分野である。日本の重要ニュースは各[[通信社]]の配信で全世界に伝わるが、世界的な重要性がなければ外国メディアで報道されることは少ない。社会的なニュースや特定分野のニュースは既存の報道システムでは外国で知られることは少ないのが実情である。この分野でも韓国の主要新聞社は朝鮮語版、英語版、日本語版、中国語版で詳細な自国ニュースを世界に発信している。
 
日本の新聞社はこの分野で立ち遅れており、主要新聞でも日本語以外に極めて簡略化された英語版がある程度である。英語専門紙の[[ジャパンタイムズ]]でさえ、英語サイトに掲載される情報量は極めて少ない。英語版の充実や中国のインターネット人口増加によしている中国の主要言語である中国語版の新設が望まれる。
 
[[Wikipedia]]は百科辞典の分野でボランティアが多言語化を展開するユニークな企てであり、英語をはじめ日本語、フランス語、ドイツ語など主要言語版ではすでに相当な情報が蓄積されており、マイナー言語でも展開が試みられている。また外国人との接触が少ない少数民族が自己の政治的主張を展開したり、民族文化を紹介するために多言語サイトの設置を進めるなどの動きもあり、今後インターネットのグローバル性を利用して多言語サイトの多様な展開が予想される。