「コンラッド・シュニッツラー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Shikine (会話 | 投稿記録)
m 整理など
基本情報追加、修正
1行目:
'''コンラッド・シュニッツラー''' (コンラート・シュニッツラー, '''''Conrad Schnitzler''''', [[1937年]]- ) は、[[ドイツ]]・[[デュッセルドルフ]]出身の音楽家アーティストである。
 
彼は元々、彫刻や絵画により、[[ファインアート]]の世界ではちょっと知られた存在であったが、[[1960年代]]に[[ベルリン]]に移り住んでからは、音楽や音響芸術が活動の中心となる。
シュニッツラーは少年期より[[カールハインツ・シュトックハウゼン]]など[[前衛音楽]]の影響を受けつつ音楽活動を始めたが、やがて電子音楽やロックミュージックに傾倒することとなった。[[タンジェリン・ドリーム]] ([[1969年]]~[[1970年]]) と[[クラスター (バンド)|クラスター]] ([[1970年]]~[[1971年]]) といった[[西ドイツ]](当時)・[[ベルリン]]の実験的なロック・グループの創始メンバーであったが、それ以降はソロで活動を続ける。[[シンセサイザー]]、即興演奏、テープ演奏などを用いた実験音楽を多数制作しており、ソロに転じて以降はむしろロックミュージックよりは[[前衛音楽]]への造詣が深い作品を発表している。
 
[[1969]]年にZodiak - Free Arts Labというクラブを数人の仲間と設立後、[[タンジェリン・ドリーム]] ([[1969年]]~[[1970年]]) と[[クラスター (バンド)|クラスター]] ([[1970年]]~[[1971年]]) といった[[西ドイツ]](当時)・[[ベルリン]]の実験的な[[クラウト・ロック]]のグループの創始メンバーとなったが、それ以降はソロで活動を続ける。[[1973年]]以降、[[シンセサイザー]]を用いた[[電子音楽]]や電子音響の作品を制作しており、エレクトロニック・ミュージックの重要人物の一人だと言われている。彼は実に600以上の作品をリリースしているが、その多くが自主制作によるものである。その中には、先述の電子音響の他、前衛的な[[現代音楽]]や[[ジャズ]]的要素を持つ[[電子音楽]]、[[インダストリアル]]、さらに[[テクノポップ]]までもが含まれる。
 
彼は、音楽家ではなく、インターメディア・ライフ・アーティストを自称している。他の多くの音楽家達と異なる点は、彫刻、絵画、グラフィック・デザイン、映像といった他のメディアで培った経験や手法を、音楽や音響作品にも応用している点である。また、[[パフォーマンスアート]]を行うこともあったが、こうした芸術活動の根底には、[[フルクサス]]運動からの影響がある。
 
== 外部リンク ==
* [http://www.conrad-schnitzler.net4fancymoon.com/con_s/ 公式サイト]
* [http://www.soniccuriosity.com/sc090.htm Reviews of Schnitzler's work(英語)]
* [http://www.halcyon.com/robinja/mythos/casscon.html Schnitzler's entry in ''The Cassette Mythos''(英語)]