「浮雲 (二葉亭四迷の小説)」の版間の差分

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[[言文一致]]の文体で書かれた[[日本の近現代文学史|日本の近代小説]]の始まりを告げた作品。四迷の代表作。[[坪内逍遥]]の『[[小説神髄]]』を読んで満足しなかった四迷が『[[当世書生気質]]』に対抗して書いた。当初は坪内逍遥の本名「坪内雄蔵」の著者名で発表され、逍遥は報酬として印税の半分を受け取っていた。
 
主人公の文三とその従姉妹のお勢、友人の本田の三人の姿を中心に描かれている。[[ロシア文学]]から強い影響を受けた四迷は、同時代のロシアの作家[[イワン・ゴンチャロフ]]の『オブローモフ』をこの作品のモデルにしたと言われている。
 
しかし四迷は出来に満足せず、この後約20年間ほど小説の執筆から離れてしまった。