「天国の日々」の版間の差分
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== 解説 ==
*先にアルメンドロスは『[[野性の少年]]』において自然光と[[ロウソク]]をうまく利用して照明装置を最小限に抑えた撮影法を試みていた。これを見たマリック監督がアルメンドロスを[[撮影監督]]に指名した。アルメンドロスはマリック監督の処女作『[[地獄の逃避行]]』をみて「この監督のもとでなら有益な仕事ができる」と考えて承諾したという。実際、[[ハリウッド]]的な照明システムをほとんど採用しなかったアルメンドロスと現場のスタッフとのあいだにはいさかいが絶えなかったが、マリックが全面的にアルメンドロスを支持したため、撮影を続けることができた。
*夕暮れ時のシーンは全て「'''マジック・アワー'''(魔法の時間)」呼ばれる時間帯に撮影された。マジック・アワーとは日が沈んでから完全に夜になるまでの約
*日中の撮影で、
*撮影は実際には[[テキサス州|テキサス]]ではなく、[[カナダ]]の田舎で行われた。これは経済的な理由と、栽培されている麦が昔ながらのものであったこと、そこでの生活が映画の雰囲気とマッチしていたためである。
*[[フランソワ・トリュフォー]]監督の『[[恋愛日記]]』の撮影が決まっていたアルメンドロスは撮影の途中で[[フランス]]に帰国しなければならなくなったが、アルメンドロスの指名で後を引き継いだ[[ハスケル・ウェクスラー]]が作風を合わせてくれたので、アルメンドロスも見分けがつかないほどの完成度となった。
*[[イナゴ]]が襲来するシーンではカナダの農業省に集めてもらった本物の数千匹のイナゴが使われている。ただし[[ロングショット]]で大群をとらえたシーンは[[ピーナッツ]]の殻などをばら撒いた映像による。
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