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'''エレキテル'''とは[[江戸時代]]の博物学者[[平賀源内]]が復元した[[摩擦]]起電器のことで、[[オランダ語]]
[[オランダ]]で発明され、宮廷での見世物や医療器具として用いられていた。日本へは[[江戸時代]]に日本へ持ち込まれ、[[後藤利春]]の『紅毛説』で紹介される。1751年([[宝暦]]1)ごろオランダ人が[[幕府]]に献上したとの文献がある。平賀源内が[[長崎市|長崎]]滞在中の1770年(明和7)、破損したエレキテルを古道具屋、あるいは
構造は外部は木製の箱型、または白木作り。内部に[[蓄電器]]があり、外付けの[[ハンドル]]を回すと内部で[[ガラス]]が摩擦され、発生した[[電気]]が[[銅線]]へ伝わって放電する。
源内は電気の発生する原理を陰陽論や[[仏教]]の[[火一元論]]などで説明しており、[[電磁気学]]に関する体系的知識は持っていなかったとされ、[[アメリカ]]の科学者[[ベンジャミン・フランクリン|フランクリン]]が行った実験の情報が伝わっていたとも考えられている。日本でも見世物や医療器具として利用された。
現在も源内製造とされるエレキテルが現存している。
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