「コミック・ストリップ」の版間の差分

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漫画家[[ルーブ・ゴールドバーグ]]の名にちなむ[[リューベン賞]]は、アメリカ合衆国のコミック・ストリップ作家にとって最も栄誉ある賞である。リューベン賞は[[全米漫画家協会]](NCS)から、毎年寄贈される。
 
NCSの援助により、今日のコミック・ストリップ作家達は、市場縮小と新聞紙面でのスペース削減による衰退途上にあると考えれているこの表現媒体の熱心な宣伝活動を行っている。これらの宣伝活動の特にユーモラスな一例が、1997年のエイプリル・フールに行われたザ・グレート・コミック・ストリップ・スイッチャルーニーである。この日、大勢の有名コミック・ストリップ作者達が、互いの執筆する漫画を交換した。例えば、『ガーフィールド』のジム・デイヴィスは『[[ブロンディ (漫画)|ブロンディ]]』のスタン・ドレイクと、『ディルバート』のスコット・アダムスは『[[ファミリー・サーカス]]』のビル・キーンと漫画を交換した。1996年には合衆国郵便局が、コミック・ストリップ百周年の記念切手を発行することで宣伝活動に協力した。
 
スイッチャルーニーは一回限りの宣伝企画であったが、漫画家が別の作者により創造された作品を描き継いでいくのは、アメリカン・コミック業界と同様に、アメリカの新聞漫画の伝統でもある。事実この習慣のお蔭で、様々なジャンルの人気漫画が数十年に渡って連載を続けられるようになった。これらの作品の例としては、ハロルド・グレイによって1924年から1944年まで執筆され、その後はレオナルド・スターやアンドリュー・ペポイらの漫画家によって描き継がれている『小さな孤児アニー』や、ミルトン・カニフによって1934年に開始され、ジョージ・ヴンダーに代表される一連の作者に引き継がれた『テリーと海賊』がある。