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Poohpooh817 (会話 | 投稿記録)
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'''被告'''('''ひこく'''、Defendant)とは、一般的には[[訴訟]]における訴えを起こされた側の[[当事者]]を言い、[[原告]]に対する言葉である。
 
日本法上は、[[民事訴訟]]における被告のみが「被告」と呼ばれ、これは[[行政訴訟]]においてその名において[[訴え]]を提起された者をいい、第一審でのみ用いられる。[[刑事訴訟]]における被告は「被告人」と呼ばれ、これを「被告」と呼ぶのは法律用語として正しくない(刑事訴訟における原告は原則として検察官であり、これを「原告」と呼ぶのは正しくないのと同様である。)
 
[[刑事訴訟]]において犯罪を犯したとして訴追されている当事者は「被告'''人'''」であり、これを「被告」と呼ぶのは法律用語として正しくない(刑事訴訟における原告は原則として検察官であり、これを「原告」と呼ぶのは正しくないのと同様である)。実際、刑事訴訟では「被告」という言葉は使われない。ただし、日本における報道などにおける用法として、[[公訴]]を提起(起訴)された'''[[被告人]]'''をして「被告」と呼ぶ例が広く見られる。
 
被告という用語そのものについては、本来、訴えを起こされた側の当事者という意味しかないものの、上記用法における印象との混同ゆえか、民事訴訟において[[本人訴訟]]の被告が「'''俺は何も悪いことはしていない'''」「'''不名誉だ'''」などと怒ることがしばしばある。