「パッチクランプ法」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Bot-Schafter (会話 | 投稿記録)
m uk:Patch-clamp的特色條目連結
編集の要約なし
5行目:
パッチ[[電極]]と[[生体膜]]の間で、1ギガ[[オーム]]以上の極めて強固なシールを達成することによってなされる方法であるため、[[電位]]固定による[[電流]]記録(ボルテージクランプ)、電流固定による電位記録(カレントクランプ)共に可能である。
 
人工脂質二重膜や生体試料に対し多く適用されているが、近年では[[シナプス]]前終末や[[樹状突起]]、[[軸索]]といった[[神経細胞]]の極微小領域からの直接記録にも応用されている。これまでは培養細胞や組織スライスに対し多くて起用されてきたが、近年では低抵抗の電極を用いた個体動物[[脳]]や[[脊髄]]からの記録も行われるようになってきている(Margrieら;2002年)。更には個体動物脳において[[遺伝子]]改変細胞から選択的に記録することも可能となってきている。このように、パッチクランプ法の原理を応用した多数の方法が編み出されており、いまではパッチクランプ法は電気生理学、[[神経科学]]領域においてスタンダードとなっている。<ref>
{{Cite journal
|author=Margrie TW, Brecht M, Sakmann B.
|authorlink=
|year=2002
|month=Jul
|title=In vivo, low-resistance, whole-cell recordings from neurons in the anaesthetized and awake mammalian brain.
|journal= Pflugers Arch.
|volume=444
|issue=4
|pages=491-8
|doi=
|id=PMID 12136268
|url=
|curly=空白以外が指定されているとき、""のかわりに“”を使う
}}</ref>。更には個体動物脳において[[遺伝子]]改変細胞から選択的に記録することも可能となってきている。このように、パッチクランプ法の原理を応用した多数の方法が編み出されており、いまではパッチクランプ法は電気生理学、[[神経科学]]領域においてスタンダードとなっている。
 
==文献==
<div class="references-small"><references /></div>
 
[[Category:生理学|はつちくらんふほう]]