「チーターマン」の版間の差分

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* 1997年 Sean Roche からカートリッジを買い取ったバイヤーにより、チーターマン2が非公式に発売される。このソフトはコレクターたちによって貴重なものとして扱われ、ネットオークションでは$70もの価格がつけられた。
 
* 2007年 ゲームのプレイ動画が動画投稿サービス[[ニコニコ動画]]に投稿され、突如人気を見せる。また、同時に多くのアレンジ音楽が投稿された。
== その後 ==
ゲームのプレイ動画が動画サイトに投稿され、それらの出来事がニュースサイトで取り上げられた<ref>[http://news.livedoor.com/topics/detail/3359112/ 【トレビアンGAME】伝説のクソゲー『チーターマン2』が15年ぶりに復活! ニコニコ動画でブーム] - livedoor ニュース、[[2007年]][[10月25日]]</ref>。
 
ゲームのプレイ動画が動画サイトに投稿され、それらがニュースサイトで取り上げられた<ref>[http://news.livedoor.com/topics/detail/3359112/ 【トレビアンGAME】伝説のクソゲー『チーターマン2』が15年ぶりに復活! ニコニコ動画でブーム] - livedoor ニュース、[[2007年]][[10月25日]]</ref>。
 
==ゲーム内容==
 
; チーターマン1
:1991年にNESのオムニバス作品「action 52」の一編として発売された。
:ゲーム概要は、ゲームをしていた男性(アクションマスター)がいきなり画面の中に吸い込まれ、チーターマン3兄弟と共に悪の科学者モービス率いる軍団と闘うことになるというもの。
:2面ごとに使用キャラが変わり、最初は三男のエアリス、後半の二面が二男のヘラクレスをそれぞれ操作する事になる。
:なお、チーターマン1は通常の横スクロール面の他に「[[ファイナルファイト]]」を思わせるベルトスクロール面が存在するなど総じて2よりも作り込まれており、いかに2がひどい作品かがわかる。
をそれぞれ操作する事になる。
なお、チーターマン1は通常の横スクロール面の他に「[[ファイナルファイト]]」を思わせるベルトスクロール面が存在するなど総じて2よりも作り込まれており、いかに2がひどい作品かがわかる。
 
:ちなみに、「action 52」のソフトにはチーターマンのコミックが付属しており、チーターマン出生の秘密などといったゲームだけでは知る事の出来ない情報を補完できるようになっている。
 
; チーターマン2
:チーターマンを作ったモービス博士が新たな刺客エイプマンを作り、失敗作であるチーターマン達を抹殺しようとするというストーリー。 バグのためか、ボスよりも地面をはいずる雑魚敵([[蛇]]や[[野犬]]など)のほうが強く感じられてしまう人も多い。
 
; メガドライブ版
:また、この他にも[[メガドライブ]]版の「action 52」にもチーターマンが収録されている。
:このゲームは森の木の上にいるオリに入れられたチーターの子供を助けるゲームになっており、他の二作とは雰囲気が全く違う。
:ハードがメガドライブということでグラフィックやサウンドの面でNES版をはるかに上回っているが、評価はあまり高くない。
 
==ゲームのキャラクター==
; チーターマン
:本作の主人公となるチーター型のミュータント戦士たち。
:彼らは元々普通のチーターであったが、幼い頃母親チーターを銃殺したドクター・モービスによって研究所に連れ去られ、そこで遺伝子操作実験を受けてミュータント戦士チーターマンとなる。
 
そこで遺伝子操作実験を受けてミュータント戦士チーターマンとなる。
:その後ドクターモービスの元で育てられた彼らはモービスの世界征服計画に加担するよう命じられたが、心優しい彼らはそれを拒み脱走。母親の敵討ちとモービスの野望の阻止のために戦う事を決意する。
:チーターマン三兄弟のネーミングはギリシャ神話の神([[アポロ]]、[[ヘラクレス]]、[[アレス]])に由来すると思われる。
それを拒み脱走。母親の敵討ちとモービスの野望の阻止のために戦う事を決意する。
 
; 長男 アポロ
:弓使い。三人のリーダーであり、博識。1の五、六面(下記参照)と2の一、二面とメガドライブ版のレベル2で登場。
 
; 次男  ヘラクレス
:空手が得意で三人の中では一番大きな体をしているが、外見とは裏腹に心優しい性格をしている。1と2の三、四面とメガドライブ版のレベル1で登場。
 
; 三男 アリエス
:棍棒使い。兄弟のなかでは一番の小柄であり素早さを生かした行動を得意とする。1の一、二面と2五、六面(下記参照)とメガドライブ版のレベル3で登場。ARIESと表記されているが発音ではエアリーズ(エアリス)と言われておりどちらとも読める
 
ARIESと表記されているが発音ではエアリーズ(エアリス)と言われておりどちらとも読める。
 
; ドクター・モービス
:チーターマンなどのミュータント戦士を作った悪の科学者。2では二面でボスとして登場。バグにより簡単に倒すことができる
2では二面でボスとして登場。バグにより簡単に倒すことができる。
 
; ジ・ハイエナ
:モービスに造られた悪のハイエナ型戦士。1の2面に登場し、飛び跳ねながらの体当たり攻撃を得意とする。
 
; ホワイト・ライノ
:モービスに造られた悪のサイ型戦士。1の4面に登場し、ツノを利用した突進攻撃を得意とする。ちなみに、このキャラは倒すと何故かチーターマンのグラフィックに変化し、先に進まなくなってしまうバグがある。
ちなみに、このキャラは倒すと何故かチーターマンのグラフィックに変化し、先に進まなくなってしまうバグがある。
 
; スカベンジャー
:モービスに造られた悪の鳥型戦士。1に登場するが、バグでこのキャラクターの出番のステージが登場しないためゲームでその姿を見る事は出来ない。ただし「action 52」付属のチーターマンコミックブックには登場し、アリエスと激しいバトルを繰り広げる
ただし「action 52」付属のチーターマンコミックブックには登場し、アリエスと激しいバトルを繰り広げる。
 
; エイプマン
:モービスがチーターマンを倒すために作ったサル型戦士。同ゲームには珍しくトリッキーな動きをする敵である。2の四面にラスボスとして登場。勝手に画面外に消えるというバグのせいで倒さなくてもクリアとなる
2の四面にラスボスとして登場。勝手に画面外に消えるというバグのせいで倒さなくてもクリアとなる。
 
; サイゴア
:2のラストステージに登場するが、バグでそのステージが登場しないため、スカベンジャーと同様に「action 52」の付属コミックでしか見ることが出来ない。
 
; ミミズ
:ドクター・モービスによって造られた悪のミュータント。:素早い動きによりチーターマンを苦しめる。姿勢を低くすることによって被弾を避けるなど、合理的なデザインをしている。ドクター・モービスがこれを大量生産、配備していたらチーターマンには勝利はなかったであろう。{{要出典}}
ドクター・モービスによって造られた悪のミュータント。
素早い動きによりチーターマンを苦しめる。姿勢を低くすることによって被弾を避けるなど、合理的なデザインをしている。
ドクター・モービスがこれを大量生産、配備していたらチーターマンには勝利はなかったであろう。{{要出典}}
 
; 竜巻
:ドクター・モービスによって造られた悪の気象兵器。
 
; グリーン・バード
:ドクター・モービスによって造られた悪の鳥型戦士。チーターマンに突撃してくる。高度の調節ができないのが弱点。しかし足の構造的な欠陥か、チーターマンはしゃがみができないため、胴体から頭を目掛けて飛んできたときは大きな脅威となる
しかし足の構造的な欠陥か、チーターマンはしゃがみができないため、胴体から頭を目掛けて飛んできたときは大きな脅威となる。
 
 
 
==ゲーム内のバグと仕様==
1、2共にバグにより四面のボスより先には通常のプレイでは進めないと言われており、通常のプレイで三兄弟全員の姿を確認することは困難である。データとしてはその先の五面、六面が存在していることが確認されている。また、チーターマン三兄弟のネーミングはギリシャ神話の神([[アポロ]]、[[ヘラクレス]]、[[アレス]])に由来すると思われる。
 
==ゲーム内のバグ==
本作では、[[ゲーム]]内の[[バグ]]が[[クソゲー]]と呼ばれる原因の一つとなっている。
だがこれらは本当にバグなのか、それとも仕様なのかがはっきりしていない。
 
; 一画面に敵は二体までしか表示できない
:そのため、やろうと思えば敵に追いかけられながら先に進むという荒技が使える。
 
先に進むという荒技が使える。
;ステージが突如切り替わる
:ステージは唐突に終わり、一瞬で次のステージに切り替わる。また、後述のバグのためエンディングも無い。
 
; 対中ボス(?)戦で一番右端まで行くと、チーターマンが左右に分かれる
:画面右端まで行くと右端に後半身が、左端に前半身が現れる。
:さらに敵は右端のチーターマンの後ろまで行くと左端のチーターマンの前にワープし、再び右に走り続けるという現象を繰り返す。そのため無傷のまま敵に攻撃を与え続けることが出来る。
再び右に走り続けるという現象を繰り返す。
そのため無傷のまま敵に攻撃を与え続けることが出来る。
 
; ヘラクレスの特殊能力に空中浮遊がある
:ジャンプ中に攻撃すると浮いたままでいられる。
:エイプマンは画面右から左へ移動するのだが、特殊能力でよけるとそのまま画面外へ行きそのままクリアとなる。そのためエイプマンは[[逃亡者]]の汚名を着せられた。
画面外へ行きそのままクリアとなる。そのためエイプマンは[[逃亡者]]の汚名を着せられた。
 
; 効果音が鳴るとBGMが止まる
:唯一このゲームでまともと言われるBGMが止まる致命的なバグ。これは、[[処理落ち]]が原因である
 
これは、[[処理落ち]]が原因である。
;幻の五、六面が存在する
:チーターマン1、2共にバグにより四面のボスより先には通常のプレイでは進めないと言われており、通常のプレイで三兄弟全員の姿を確認することは困難である。データとしてはその先の五面、六面が存在していることが確認されている。また、チーターマン三兄弟のネーミングはギリシャ神話の神([[アポロ]]、[[ヘラクレス]]、[[アレス]])に由来すると思われる。
:データとしてはその先の五面、六面が存在していることが確認されている。<ref>隠し面発見者のFAQにて書かれている。http://cheetahmen.silius.net/cheetahmen2n.txt</ref>
:なお、エンディングのためのデータ領域は確保されているがテキストなどのデータは見られないため事実上エンディングを見ることは出来ない。
 
 
以上より、このゲームはさまざまな面で時代を先取りし過ぎた「逸ゲー」だったのかもしれない。