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== 教義 ==
キリスト教は、[[ユダヤ教]]から派生した[[一神教]]である。[[正統教義]]では、神には、同一の本質をもちつつも互いに混同し得ない、区別された三つの[[位格]]([[父なる神]]と子なる神(キリスト)と[[聖霊]]なる神がある([[三位一体]])とする<ref>注. [[正統教義]]を採用しない教派の中には、三位一体を教義としないものは正統に非ず、すなわち異端である、ということである。</ref>。[[アダムとイヴ]]の背信行為以降、子孫である全ての人間は生まれながらにして罪に陥っている存在であるが([[原罪]]または陥罪)、(神にして)人であるイエス・キリストの死はこれを贖い、イエスを[[キリスト]]と信じるものは罪の赦しを得て永遠の生命に入る、という信仰がキリスト教の根幹をなしている。
 
キリスト教の根本正統教義をまとめた最も簡潔に述べているものが[[信条]](信経)というである<ref>『新カトリック大事典』第3巻 p.412「信条」。「信条とは根本的には教会の信仰を公に宣言するものである。それはまた、神の啓示に対する教会の応答であり、キリストの救いと栄光の告知である」</ref> <ref>『新キリスト教辞典』p.631「キリスト教教理の主要点に関する簡明で形式化された公的文書」</ref>。もっとも重要なものとして[[ニカイア・コンスタンティノポリス信条]]([[381年]]に成立)と、それとほぼ同じ内容を含むがやや簡略で、[[西方教会]]で広く用いられる[[使徒信条]](成立時期不明。[[2世紀]]から[[4世紀]]頃か)がある。
信条は教会内に存在した[[異端]]を否定するために成立した経緯があり<ref>『新カトリック大事典』第3巻 p.412</ref>、現在も[[洗礼]]式や礼拝で信仰告白のために用いられる。これら信条は現在のキリスト教の主流派のほとんどの[[教派]]が共有する<ref>注. これを教義としない教派も存在する。</ref>。
 
===信条===