「スウィング・ジャズ」の版間の差分

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== 音楽理論的側面 ==
スウィング・ジャズの時代には、大編成のバンドが一般的となり、[[和声]]的にも幾分洗練されてきた。スウィング・ジャズ時代の初頭は和声の本質においては[[ニューオーリンズ・ジャズ]]や[[ディキシーランド・ジャズ]]と大差はないが、[[七の和音|セブンス・コード]]が基本となり、4声を主体としたセクショナル・ハーモニーが開拓された。さらに多くの[[声部]]のセクショナル・ハーモニーも用いられた。4声の密集配分のセクショナル・ハーモニーは、ジャズや[[ポピュラー音楽]]の[[作曲]]、[[編曲]]学習者が身に付ける基本的な課題であり 4 Way Close として知られている。また、大編成で多種類の[[楽器]]が用いられたことから、編曲者と演奏者との分業化が進み、[[管弦楽法]]や[[オーケストレーション]]の面でも進歩した(ニューオーリンズ・ジャズ・スタイルでは、演奏者の集合がすなわち編曲者であった)。スウィング・ジャズ・スタイルが発展してくると、[[関係調#遠隔調|遠隔調]]への[[転調]]や内部転調も頻繁に用いられるようになり、和音もディミニッシュト・コードや、テンションがより積極的、システマチックに用いられるようになってきた。音楽理論的には、[[クラシック音楽|クラシック]]の前期[[ロマン派]]の音楽と本質的には同じである。
 
== 代表的なミュージシャン ==