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'''赤い輪''' ('''The Adventure of the Red Circle'''、[[1917年]])は、[[アーサー・コナン・ドイル]]の[[シャーロック・ホームズ]]シリーズ作品の1つ。「ストランド・マガジン」1911年3~4月号初出
 
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==あらすじ==
 
女家主のウォレンさんから、部屋を貸した男が10日間も部屋から出てこないで、姿が見えず不安だとホームズに相談がある。食事は、ベルを鳴らしたら戸口に置いた椅子に置いておくように指示があり、その他必要なものは「マッチ」「デイリーガゼット」(新聞)といったふうに紙にブロック体で単語を書いて置いておくといった具合である。
 
翌朝のデイリーガゼット紙に、向かいの家から合図を送ると広告が載る。同じ朝、ウォレンさんの主人が部屋を借りた男と間違えられて襲撃されるという事件が起こった。その昼にホームズとワトスンはその男の姿を見ようとするが、部屋にいたのは外国の女だった。
 
その晩、ホームズとワトスンは、向かいの家から合図が送られているのを見つけるが、途中で突然とぎれてしまった。何か悪事が進行していると直感したホームズはワトスンを連れてそのアパートへ向かうが、そこでグレグソン警部と[[ピンカートン探偵社]]のレヴァートンに出会う。彼らはイタリアの秘密結社、「赤い輪」党のゴルジアーノを追っていたのだ。ホームズたちが問題の部屋に入ると、そこにはゴルジアーノの死体が転がっていた。
 
ホームズは向かいの家の女に信号を送り、こちらへ来るように伝える。やってきた女は、夫とともにゴルジアーノの手から逃れようとロンドンまでやってきたが、夫が警告信号を出しているところをゴルジアーノに見つかり、逆に刺し殺したのだろうという。
 
==信号について==
 
ろうそくの光を点滅させる回数で「1がA、2がB」といった簡単な暗号であるが、聖典中ではイタリア語で信号が送られている。英語とイタリア語ではアルファベットの配列が異なるため(イタリア語にはKがない)、20回の点滅を(イタリア語で)Uと読むべきところを(英語で)Tと読むといった矛盾が生じている。
 
[[Category:シャーロック・ホームズ|あかいわ]]
[[en:The Adventure of the Red Circle]]
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