「発生生物学」の版間の差分

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嫦娥 (会話 | 投稿記録)
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[[sl:razvojna biologija]]
[[zh:发育生物学]]
オーガナイザーそれ自身は脊索分化する。その一方で予定外胚葉を大まかに部域化された神経組織へと誘導し、それが発生過程を追うにつれて厳密に領域化が進み、最終的には隣り合う個々の細胞がそれぞれに特有の働きを担うまでに特殊化(領域化)する。このように、神経分化が誘導されるのはオーガナイザーの機能を持つ誘導物質がいったい何であるかは長い間分からなかった。しかし、オーガナイザー活性の少なくとも一つはノギン(noggin),コーディン(cordin),フォリスタチンなどの分泌製タンパク質であるということが最近になって分かってきた。これらの因子はオーガナイザー因子と呼ばれ、初期原腸胚においてはオーガナイザー特異的に発現し、アニマルキャップ(予定外胚葉)細胞に過剰発現させると、中胚葉分化を介さずに直接神経分化を促すこの画とができる。