「クリス・クロス 混沌の魔王」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
15行目:
 
== ストーリー ==
世界最大、世界最速の電子頭脳ギガント、この最新のコンピュータが、256人が擬似的に体験できるゲームダンジョントライアルとして公開された。この一般試写に集まる人々。しかしこの公開には、限りなくリアリティにこだわる天才学者が関わっていた。彼が求める、リアルとは…。
 
== 登場人物 ==
本作はそのほとんどが仮想現実世界ダンジョントライアルを舞台としている為、登場する人物もほぼ全てがゲーム内のキャラクターであり、プレイヤー自身の本名や経歴は一切明かされない。また、キャラクターの外見や性格の設定も自由にできる為、必ずしもプレイヤー本来のものとは一致しない。
 
{{ネタバレ}}
24行目:
: 本作主人公。職業は盗賊。普段は我関せずを装いつつもいざと言うときにはしぶしぶながら手助けをするような役回りを好む。その性格と職業からパーティーのリーダーは固辞するも、いざと言うときには優れた洞察力と冷静にパーティーを引っ張るだけのリーダーシップを発揮する。また、盗賊の俊敏さを持ってすれば自分だけ逃げることも可能だが決して仲間を見捨てることはなく、逆に仲間を見捨てたメンバーに対して怒りをあらわにしている。ドラマCDではプレイヤーは大学生と言う設定になっている。
; リリス(声:[[三石琴乃]])
: 「ダンジョントライアル」でゲイルが最初に出会った女戦士。本人は観光気分で仮想現実の世界を満喫するつもりでいたが、ゲイルとシェインに押し切られる形でパーティーのリーダーになってしまう。そういった経緯からか傍目にはリーダーに見えないものの、持ち前の責任感と女性らしい発想で上手くパーティーをまとめ上げる。
; シェイン(声:[[井上和彦 (声優)|井上和彦]])
: ゲイルが最初に出会ったもう一人の戦士。その立ち居振る舞いや言動には風格が漂う為、真っ先にリーダー候補にあがるも、渋い脇役好みを理由にこれを固辞している。時折やけに「ダンジョントライアル」の事情に通じているかのような言動がある。
30行目:
: モンスターに襲われ瀕死のところをリリスたちに助けられそのままパーティーに加わった魔法使いの少年。火と風の魔法が使える。
; ケイン(声:[[関俊彦]])
: 途中で出会ったパーティーのリーダー。職業は戦士。僧侶を引き抜かれそうになりもめていた所をリリスの仲裁により引を承諾し、自分はリーダーに向かないとそのままリリスたちのパーティーに加わった。直情型で硬派な熱血漢。
; ミナ(声:[[小林優子]])
: ケインのパーティーに所属していた女魔法使い。地と水の魔法が使える。女性同士リリスとは話が合う様子。
40行目:
: ケインのパーティーに所属していた僧侶の男。妙に間延びした話し方をする。「勝てるパーティーの方がいい」という理由で別のパーティーに移るも、モルツ以外全滅してしまい、助けに入ったリリスたちのパーティーに加わることになる。かなり自己中心的な性格で引き抜きの件以外にも、仲間に対してはぎりぎりまで回復魔法を使わないくせに自分に対してはすぐに使ったり、戦闘で役目を放棄して自分だけ安全な場所に逃げ込んだりし、その目に余る行動は仲間の反感を買う。
; ギガント(声:[[中田譲治]])
: 突如現れたギガントを名乗る謎の声。痛覚とゲームバランスの制限を外しプレイヤーたちを恐怖に陥れる。本人は一応否定しているがその言動から、その正体はほぼ間違いなくダンジョントライアルのプロジェクトの発案者であり中心人物である江崎新一である。
;江崎 新一(えざき しんいち)(声:[[中田譲治]])
:天才の名を恣にする電子工学者で上記の通りプロジェクトの中心人物。ある理想を求めて『ダンジョントライアル』を発案し、中心となってそれを作り上げた。本作で唯一現実世界での名前と経歴が語られている人物であるが、江崎新一本人が直接登場することはない。
 
== 設定 ==
47 ⟶ 49行目:
 
=== ダンジョントライアル(プロジェクト) ===
江崎新一の発案により『ギガント』の一般への初公開のために開発された仮想現実型[[RPG]]。世界最高のコンピュータをゲームに使うことに対する批判はあったものの、最先端技術を多くの人々に体感させる手段として『ギガント』開発当初から考えられていた。<br />
一度に参加できるプレイヤーは256人までで、プレイヤーは全方位モニターマスクとヘッドホン、身体各所に電極が取り付けられる。この電極は各部筋肉の動きを感知する入力装置であると同時に、電気的刺激により触覚や痛覚などの擬似感覚をプレイヤーに与える役目も持つ(ただし、ゲームであるため痛覚はかなり制限されたものとなっている)。この擬似感覚によりリアリティーを持たせるため薬品(麻薬に相当するものではないが投与には有資格者の立会いが必要)と催眠術が併用されているが、これによりゲームの参加者はメディカルチェックをクリアした18歳以上に限られる。<br />
また、技術的な問題で『味覚』、『重力や慣性に対する知覚力』、『嗅覚』の3つは再現することができなかった。しかし、それでもなお体験リポートをした記者から『これ以上完璧にされては、現実世界と仮想世界が区別できなくなるおそれがある』と評されるほどのリアリティーを持つ。<br />