「ロビンソン環化反応」の版間の差分

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生成する化合物が複数予想される場合、マイケル付加もアルドール縮合も平衡反応であるため、最も[[熱力学]]的に安定した化合物が主生成物となる。
 
α,β-不飽和ケトンの中には、[[メチルビニルケトン]]のように、酸や塩基によって[[重合]]しやすいものもあるため、系内で徐々にα,β-不飽和ケトンに変化する[[基質]]や、重合を防ぐような[[保護基]]を導入した基質を使用して反応を行なう改良法も知られている。
 
英語においては単独の6員環を合成する場合をRobinson ann'''u'''lation、すでにある環に6員環を縮環させる場合をRobinson ann'''e'''lationとして区別する場合がある。
 
==応用==
α,β-不飽和ケトンの代わりに1,3-ジクロロ-シス-2-ブテンをカルボニル化合物と反応させ、6員環のα,β-不飽和ケトンを得る反応はWichterle 反応と呼ばれる。