「性善説と性悪説」の版間の差分

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==概要==
人間は[[社会]]的動物(社会を形成する事で、繁栄する動物)であるため、生まれながらにして同族の悲しみを看過する事が出来ず、また他人を慈しむ心を持っているとし、善は普遍的に存在し、無垢な人間が同族に対して害意を持つ事は有り得ないと考える性善説は、[[孟子]]によって提唱された。つまり、善い部分を伸ばして、理想の社会を建てようということである
 
これと対極にあるのが[[荀子]]の提唱した、善意は後天的に習得する物だとする[[性悪説]]であるが、この双方は完全な相互否定の関係には無い。
どちらも、[[孔子]]の思想を根底に持った、[[儒教]]における観念である。つまり、共通して持つものは「理想の社会を建てる」というもので、性善説、性悪説はその前の段階の考え方の違いである。
 
==人間賛美としての性善説?==