「誦経者」の版間の差分

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Aphaia (会話 | 投稿記録)
m 具体的なイメージが読者に浮かぶ……かな。。
Kliment.A.K. (会話 | 投稿記録)
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'''誦経者'''(しょうけいしゃ)は、[[神品機密]]を経ない[[東方正教会]]の教役者である。
'''誦経者'''(しょうけいしゃ)は[[東方正教会]]の教役者であるが、[[神品機密]]を経ていなくとも信徒が勤められる。[[奉神礼]]での役割として、司祷者の指示に従って祈祷書の指定箇所を音読歌唱([[誦経]])する。通常は、奉神礼に日常的に参加している信徒が更に深く奉神礼へ奉仕するありかたとして、誦経する。奉神礼のことばや教えに親しむことで、軽やかで耳に親しい誦経が実現される。神品ではない場合、聖所と至聖所をつなぐ[[イコノスタシス]]の扉は北門と南門を用い、中央の王門は用いない。<!--誦経には男女を問わない。 私がご参祷申し上げたいくつかの教会[ニコライ堂を除く]ではそうなのですが、とりあえずコメントアウトして。識者の方に加筆をお願いします。Aph. -->
 
厳密に言えば、「誦経者」は専用の祭服もある、主教による祝福である誦経者祝福式を経た者のみを指す職名であるが、こうした正式の誦経者を置く教会は極めて少ない。[[日本正教会]]に於いても全国で数名を数えるのみである。[[奉神礼]]上の誦経(しょうけい)は、各地教会の司祭の祝福により一般信徒でも勤める事が出来るので、正式の誦経者が不在であっても大きな不都合は生じない。
祈祷書の指定箇所には、[[奉神礼#時課|時課]]等における[[詩篇]](聖詠経)、晩課等での旧約、[[ポロケイメノン]]([[ポロキメン]])、[[聖体礼儀]]における使徒書簡(使徒経)が含まれる。
 
精確には、誦経を勤めている正式の誦経者祝福を経ていない一般信徒は「'''誦経奉仕者'''」と呼ぶが、日本正教会にあっても、通称としてこうした誦経奉仕者も「誦経者」と呼ぶのが一般的である。その役割については、正式の「誦経者」であっても「誦経奉仕者」であっても大差ないので、以下にまとめて記す。
 
== 誦経者・誦経奉仕者の役割など ==
[[奉神礼]]での役割として、司祷者の指示に従って祈祷書の指定箇所を音読歌唱([[誦経]](しょうけい))する。通常は、奉神礼に日常的に参加している信徒が訓練を受けた後、誦経奉仕者としての祝福を司祭から得て誦経する。なお、誦経奉仕は一つの公祈祷に一名とは限らず、数名で務めても良い。
 
奉神礼のことばや教えに親しむことで、軽やかで耳に親しい誦経が実現に努めるべきであるとされる。
 
祈祷書の指定箇所には、[[奉神礼#時課|時課]]等における'''聖詠'''([[詩篇]](聖詠経)、晩課等での'''パレミヤ'''(旧約[[ポロケイメノン]]([[ポロキメン]]、[[聖体礼儀]]における使徒書簡(使徒書簡)が含まれる。
 
[[神品 (正教会の聖職)|神品]]ではない場合、聖所と至聖所をつなぐ[[イコノスタシス]]の扉は北門と南門を用い、中央の王門は用いない。
 
== 女性の役割 ==
正式の祝福を得る誦経者には女性は就けられないが、誦経奉仕者には男女を問わない。この為多くの教会で、参祷する男性信徒の少ない平日の祈りで、多くの女性が誦経奉仕の大半を担っている。
 
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