「北東アジア」の版間の差分

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日本[[外務省]]の北東アジア課は、[[1958年]]以来[[朝鮮半島]]を主として担当する課であって、その所管する地域範囲は狭い。しかし、この地域で現在的に進行している[[六者会合]]には、この地域に密接に関わる日本・中国・韓国・[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]](朝鮮民主主義人民共和国)・ロシア・[[アメリカ]](アメリカ合衆国)が参加しており、世界最強の軍事力・経済力をもつアメリカ(アメリカは、[[アラスカ州|アラスカ]]・[[アリューシャン列島]]を考慮に入れると、事実上、この地域の一部を構成している)、世界最大の人口を有し経済発展が著しく軍事プレゼンスも顕著な中国、世界最大の領土を持つロシア、世界第2位の経済力をもつ日本という、巨大な勢力が国境と海域を接してせめぎ合う場となっており、この地域の平和・共生・安定と、経済・文化等の交流拡大が、21世紀の[[日本]]にとって極めて重要となっている。
 
東アジアにおいて共同体形成が他地域より遅れている最大の理由は、「東アジア共同体」の中心であるべき日・中・韓の間に共同体形成に必要な「相互の信頼」と「共同体意識」が芽生えていないことにあると考えられている。
なぜアジアにおいては地域統合がこれほど混迷をきたし、複雑化するのであろうか。その最大の理由は「東アジア共同体」の中心であるべき日・中・韓の間に共同体形成に必要な「相互の信頼」と「共同体意識」が芽生えていないことにある。相互に経済的利益だけを求めることは簡単かもしれない。しかし、「相互の信頼」と「共同体意識」を醸成することは決して容易なことではなく、一朝一夕に出来ることではない。その為には経済問題を超えて、相互に政治、文化、歴史、環境など幅広い学術交流が必要となろう。日本には実に多くの大学が存在し、アジア、北東アジアに関する研究所、研究者がそれぞれ様々な研究を行っている。しかし問題はこれらの研究の成果が結集され、日本のアジア、そしてその中核となる北東アジアへの政策として十分に活用されていなかったことである。その反省から、日本の北東アジアの研究者、研究所をネットワークで結び、それぞれの成果を日本のアジア、北東アジアの政策に反映すべく[北東アジア研究交流ネットワーク][http://www.nease-net.org](NEASE-NET:Northeast Asian Studies &Exchange Network)を立ち上げた。そして将来はこのネットワークを中国、韓国、さらにモンゴル、ロシア極東地域など、また将来機が熟せば、北朝鮮にも拡大することを目指している。その趣旨にご賛同の向きは、研究者に限らず、民間企業の方々、その他ご関心のある方々にも奮ってご参加願いたい。このNEASE-NETでは各メンバーが自由闊達に討論し、情報の交換のみならず政策提言に結びつけていきたいと考えている。
 
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