「ザイデル収差」の版間の差分

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全体的に加筆。「コマ収差」ではなく「コマ」が正しい('Coma aberration'とは言わない)。
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'''ザイデル収差'''(''' - ザイデルしゅうさ''')は、[[レンズ]]や[[鏡]]で像をつくるときに生じるボケやゆがみをことを分類し説明したものである。単色収差(単一の[[波長]]の[[光]]でも生じる[[収差]])に含まれる。
19世紀の研究者[[ルートヴィヒ・ザイデル]]にちなむ。
 
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* 像面湾曲 - 平面の物体の像面が湾曲してしまう収差。
* 歪曲 - 方形の物体が方形の像を結ばず、樽型などになる収差。
通常はこれらのすべての収差が複合して発生する。これらはレンズ面に対する[[光線]]の入射角 <math>\alpha</math>に関して[[正弦関数|sin]] <math>\alpha</math>を[[テラー展開]]した3次の項の係数としてそれぞれ表される。このため3次収差とも呼ばれる。
 
ザイデル収差は[[幾何光学]]的な分類方法だが、波面収差、つまり[[波動光学]]的にも収差は説明される。