「英国法」の版間の差分

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[[アメリカ合衆国の独立]]以前の英国法はルイジアナを除いては未だに[[米国法]]の一部であり、[[アメリカ合衆国]]の法の伝統と政策に影響を与えた。
 
英国のコモン・ローの要素は[[法廷]]での[[判決]]にて作られ、[[常識]]と以前の[[判例]]の知識([[先例拘束性の原理]])を適用する。イングランドとウェールズにおいて[[最高裁]]における判決は下位の裁判所での判断を拘束し、その方針に従わせる。例えば[[殺人]]を違法とする法律はない。殺人を違法とする成文化された[[議員法]]を持たない代わりに[[憲法]]上の法廷の権限とその先例によって殺人を違法とする。これがコモン・ローにおける[[犯罪]]である。コモン・ローは[[議会]]により修正・廃止を受ける。例えば今日殺人は[[終身無期刑]]が義務付けられるが、以前は[[死刑]]が許容されていた。
 
イングランドとウェールズは[[イギリス|連合王国]]の[[構成国]]であるが、英国は[[欧州連合]](EU)のメンバーであるため[[EU法]]が英国内でも通用する。EUの国々は主にシビル・ロー(大陸法)を用い、英国でもシビル・ローの体系はこの形で存在する。[[欧州司法裁判所]]ではシビル・ローを重視し、EU法の下でイングランドとウェールズの法廷を監督することができる。