「ヒートパイプ」の版間の差分

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ヒートパイプとは、熱伝導性が高い材質からなるパイプ中に揮発性の液体(作動液)を封入したもので、パイプ中の一方を加熱し、もう一方を冷却することで、作動液の蒸発([[潜熱]]の吸収)→作動液の凝縮(潜熱の放出)のサイクルが発生し熱を移動する。
冷却部を加熱部より高い位置に設定することにより、凝縮後の作動液を加熱部に戻すことができるが、パイプ内部を[[毛細管構造]]構造にすることにより、高低差がない場合でも利用が可能になる。
もともとはNASAにより人工衛星中の放熱に利用されたのが実用化の始まりだが、最近は[[CPU]]等電子部品の冷却装置としても利用されている。この場合、パイプおよび毛細管構造(ウィック)には銅、作動液には[[代替フロン]]を用いるのが一般的である。